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女とつき合うときに必ず覚えておかなければならないことは、「女には年齢がない」ということです。 これはフランスの歴史学者ミシュレが『恋愛論』の中でいっている言葉で、いいかえれば、「女は自分がいつまでも若いと熱烈に思っている」ということです。
特に年上の女には、年齢的なことで傷つけないようにすることが大切です。 年上の女に接するときは、同世代に接する態度ではいけません。いまの若い世代は、礼儀面ではルーズになっているため、仲間内では通用しても、年上には失礼に感じられることがたくさんあります。 とはいっても、お堅い礼儀作法をイチから学ぶ必要はありません。
ともかく年上の女性には「はい、はい」と逆らわないことと、おじぎをきちんとすることが基本です。これだけでも、年上の女性は好感を持ってくれます。 好感を持てば、もともと年齢のハンデを人一倍感じている年上の女性は、年下の男の要求を姉か母親のような気分で聞いてくれます。これは基本的には母性本能のなせるワザなので、男が甘えたり、ときにはわがままをいえば、かえって喜ぶものです。
ですが、同世代の女性は、考えようによっては、一番むずかしい相手です。 なぜなら年齢的に差がないので、問題が起こったときに、正面からまともにぶつかって深刻になりやすいためです。深まったミゾがうまらないこともあります。 年下なら「若いから仕方ない」と思えますし、年上なら相手がそう思ってくれますが、同世代はそれがないからです。
近年、離婚が急増しているのは、同世代結婚が多くなったことと関係があります。 つまり、衝突するとお互いが譲らず、「じゃ、別れましょう」となってしまうのです。独身者が同世代の女性とつき合う場合は、この点を十分考慮する必要があります。
ちなみに女が恋人としてではなく、結婚相手として求める男の条件は、 @ 健康 A 経済力 B 人柄 C 包容力 D 行動 力の順です。 一方、男が結婚相手の女に求める条件は、@やさしさ、A素直さ、B料理上手、C気配り、D明るさです。 恋人に求める条件とは、だいぶ違うはずです。 結婚となると、男女ともガラリと変わって、現実的になっています。 それだけいまの若者たちは、変わり身が早いといえるでしょう。
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