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「最近は、たんにお茶を飲みに行こうと誘っても、女は誰もついてきてくれないよ」 ほとんど酒を飲まない人がぼやいています。以前だったら、気のきいた誘い方だったセリフが、いまは「バカ」にしないでよ。子どもじゃないんだから」といわんばかりの無視のされ方のようです。
それでは酒ならいいのかというと、これも若い女性は、そう簡単には乗ってきません。お茶もダメ、酒もイヤでは、いったいどうやって女性を誘ったらいいのか、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
なぜ女性がこの種の誘いにのらなくなったのかといえば、彼女たちは何度も体験していることにあまり興味を示さなくなったからです。 ふだんから行き慣れている喫茶店やバーに行って、そこで好きでもない男と退屈な会話を交わすことなど望んでいないのです。同じ喫茶店で過ごすひとときなら、女同士のほうがよっぽど楽しいのでしょう。
ではどう誘えばいいのでしょうか。 たとえば、「海の見えるところへ行ってみようか」といえばいいのです。ここで気をつけたいのは、「海の見えるところ」であって「海に行く」のではないのです。 「海に行く」では、目的がはっきりしすぎていると、すでに何度も経験していますが、「海を見に行く」という経験は、以外に少ないものです。 「海の見えるところってどんなとこかしら、そこで何が起きるのかしら」と漠然とした期待とちょっとした不安を抱くのです。
これは「異体験願望」と呼ばれ、つまり、女性は、ドキドキ胸がときめくような異体験を望んでいるのです。夫がありながら、別の男とつき合う異体験や、男に何度も会っていながら、ベッドインはしないという異体験などなどです。 女がこれだけ好奇心を持って異体験を望んでいるのに、「お茶飲みに行こうか」「お酒飲みに行こうか」では、とてもついてきてくれません。同じような場所に誘うにしても、そこに何らかの異体験を予感されることが必要なのです。 会社と家をせっせと往復し、たまに遊ぶといえば、仕事の帰りに居酒屋で一杯やるくらい。スーツやネクタイはいつも同じ、こんなおもしろみのない男と酒を飲んでも、つまらないどころか「バカらしい」とすら彼女たちは思っているのです。
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