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婚活を長く続けていると、それがなければ結婚できないような錯覚を起こす人がいますが、これも思い込みです。 20歳代なら、遊び感覚で参加する人もいるでしょうが、35歳も過ぎてしまうと、合コンなどの婚活には参加しにくいものです。それでは、そういう女性は結婚できないかというと、別に婚活などしなくても、結婚しているケースはいくらでもあります。
出会いを、婚活や合コンの場だけに絞るなど、そんなもったいない話はありません。「婚活しなければ結婚できない」という思い込みがある場合、脳のフィルタリング機能のせいで、婚活や合コンの場でしか、相手を見つけられないようになってしまうからです。 これはどういうことかと言うと、「婚活しないと結婚できない」というフィルターが働いているせいで、婚活とは関係ない場合、たとえば公園で散歩している時点で素敵な人がいたとしても、脳が「素敵な人」と認知せずに、その情報をはじいてしまうのです。これは本当にもったいない話です。 それに、婚活の場にいると、いうか、1ヶ所だけに継続的に身を置いていると、本当に視野が狭くなってしまうので気をつけてください。
メディアや、世間の風潮的に、結婚といえば「婚活」という、刷り込みがかなり強くなっています。それに加え、「出産のリミット」という情報も多く出回っていますので、年齢を重ねるごとに悩みが深刻化していきます。 そして、悩みが深刻であればあるほど、それに困っている人口が多ければ多いほど、その後ろには巨大なマーケティングが広がっています。 婚活市場規模だけで年間約1800億〜2400億円といわれていますし、そのほかにも、ブライダル業界、ファッション業界、美容業界に占いなどのスピリチュアルな業界にいたるまで、それは想像を絶するほど、大きな経済の動きがあり、それを職業にしている人は多いのです。 なにも、そこに携わる人たちに悪気があって、意図的に洗脳しているのではありません。 もし、結婚相談所で働く一従業員が、上司に「たくさんの人が集まる天才的なキャッチコピーを考えろ」と言われたら、1組でも幸せなカップルが誕生するように、素敵なキャッチコピーを一生懸命考えるでしょう。 みんなそれぞれ、自分の仕事を一生懸命やっているだけで、誰も悪くないのですが、結果として、その天才的なキャッチコピーを見てマインドコントロールされ、人によっては焦燥感に苛まれ、婚活しなければ結婚できないような錯覚に陥ってしまう人もいるのです。 要するに、婚活しなくても結婚する人はいるし、婚活しても結婚できない人もいるということです。 まずはそれを知って、何か偏った考え方をむやみに信じ込んだり、固執するのではなく、もっとニュートラルに、柔軟に物事を捉えるクセをつけてみましょう。 何かに対して強い偏りや思い込みを持てば持つほど、重く、煮ても焼いても食えない女になっていきます。思い込みを外すことで、苦しみから解放され、頭と体を緩ませることです。そうすると、本来の輝きや生命力がどんどん出てくるはずです。
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