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よく男性は、ケンカしたり、女性から責められたときに、「オレの言うことが信用できないのか」などと言うことがあり、女性も好きな彼に言われると、ついそれ以上疑うのを申し訳ないような気になって、「じゃあ、信じてあげる」となるパターンがあるでしょう。 しかし、騙されてはいけません。彼の言っていることが真実だとしたら、「信じられないのか」という言葉は、なかなか出るものではありません。こういう言葉を発する男には、心のどこかに「やましさ」が潜んでいるのです。 ここでは、この「信じられないのか・・」言葉の裏に矛盾点があることを探ってみましょう。
あつまり、「オレの言うことが信じられないのか・・・」という言葉には、「頼むから信じてくれ・・」という低姿勢の願望と、「とにかくオレの言うことを聞け!」という高圧的な願望が含まれており、この二つの願望に矛盾が生じているのです。 もともと、心にやましいところがないと、こんな矛盾した言葉は出ないはずです。 それでは、この「オレの言うことが信じられないのか・・・」の「・・・」の部分に心の中に思っているセリフがあるとすれば、「無実のオレのことを信じられないなんて、お前は最低の女だ」ということになるでしょう。 つまり、ウソを隠すために、脅しているのです。
そもそも脳の構造上、男性は女性に比べて会話の能力が劣っているのです。 PETと呼ばれる陽電子画像診断装置で脳の活動状態を見ますと、男女が会話しているときの脳では、女性は左右の脳がまんべんなく活動しているにもかかわらず、男性は左の脳しか働いていないことが分かっています。 また、女性は左右の脳の交通網が発達しているので、脳梗塞などで左の脳が障害を受けても、男性より会話能力の回復が早いことが証明されています。 要するに、男性は、言語能力では基本的に女性には勝てないのです。ですから、口ゲンカを口論では女性のほうが圧倒的に有利なのです。
つまりこのセリフは、あれこれ言い訳すると余計にボロが出てきてしまうので、ウソを追及される会話にピリオドを打つために、下手に出つつも詰問口調である「オレの言うことが信じられないのか・・」となるわけです。 おそらく彼は、自分の言葉があなたに信じてもらえないことを嘆いているのではなく、うまい言い訳が思いつかない自分、あなたにウソを見破られる自分を嘆いているのです。 そして、せめて高圧的な態度に出ることによって、あなたの同情にすがって必死になっているのです。ウソを隠すために。 「信じられないのか・・・」という低姿勢と高圧的な態度が混じっているような言葉は、無実であれば、絶対に口から出るはずがないのです。
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