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責任ある立場の人が男性か女性かによって、ものごとがどう決定するかも変わるものです。何かを決めるとき、男性はデータを最も重視します。 対して女性の場合は、直感的な「好きか嫌いか」で決めることが多いようです。
男性は「世間的に評価されるほうがいい」「成功率が高いほうを選びたい」など、正解の選択肢を選ぼうとして、論理的に考えます。 この場合、間違いは極力排除しなければなりません。そのため、自分が「やはりこれが正しい選択だ!」と納得できるまで、答えを出せません。男性に「直感的な好き嫌い」は存在しません。「○○だから好き(あるいは嫌い)」と理由を明言できるものです。 男性はとにかく会議をしたがる生き物です。しかし、考えがなかなか見つからず、会議が迷走し始めると、ああでもないこうでもないと、議論が延々続いてしまうのです。また、データを重視するあまり、前例がないことにはなかなか手が出せません。
女性はものごとをパッと決めがちで、ともすれば「本当にそんなにあっさり決めても平気なの?」と疑問に思ってしまうような選択もします。しかし、それはまったく根拠なく行っているわけではないのです。 女性は察する能力に優れています。そのため、ひと目見ただけのものから瞬間的に「昔見た○○と似ているからよそう」「前もこれと同じようなもので失敗したからダメかな」といった情報を得て、自分の中の過去のデータと比べているものなのです。 ただ、それを論理的に説明するのが難しいため、理由を聞いても「何となく好き(あるいは嫌い)」と答えることになるようです。 女性の直感的な選択には、何も根拠がないわけではありません。 本人のこれまでの経験が反映されます。ここぞというところでは、男性と比べてスムーズにものごとを決定することができるでしょう。しかし、それはつまり「ひとりよがりな選択になってしまいがち」ということでもあります。
最終的な判断まで時間がかかりがちな男性の場合は、候補を何種類かに絞ったら、女性たちにアンケートを取るなどしてみてはどうでしょうか。 女性の場合も、どこかの段階で男性の意見を取り入れるのがベターです。また、自分が「これが好き」だと感じた理由を、説明できるといいでしょう。
★ 男性の場合・・女性の直感的な選択を参考にする 女性からの意見を取り入れつつ、決断にいたった理由を話すと、女性の信頼を得ます。 ★ 女性の場合・・ひらめきだけでなく決めず、男性の意見を聞く 直感で決めていたとしても、きちんと裏づけを取ることで、男性の信頼を得るでしょう。
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