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女は能力のある男が好きですが、だからといって自分がいかにすごい男であるか(それが事実だとしても)を、とくとくとしゃべるようでは相手にされません。 自分はどこそこの大学を出た、会社でこんなに高く評価されている。田舎の家には山林があって、親戚には有名人がいる、などというのは、子どもっぽい女性には効き目があるかもしれませんが、ちょっと賢い女性、世慣れた女性にはかえって逆効果、言えばいうほど、自分の価値を下げることになります。 第三者にいわせるのはいいですが、自分で言ってはダメなのです。 なぜなら、女が大好きな「想像」を働かせる余地がなくなるからです。 女に思いきり想像の翼を広げさせる男が、女に夢を見させてくれる男であり、ムードのある男なのです。
では、そのようなムードというものを男が身につけるためには、どうしたらいいのでしょうか。
誰にでもできて効果的なのは、あなたの中に「ミステリアスな部分をつくること」です。どこかにミステリアスな部分があると、女は想像力をたくましくしはじめます。 「この人はこんな格好をしてバカ言ってるけど、ひょっとしたらすごい人ではないか」 こう思わせることができるようになったら、シメたものです。そのためには、まず会話に気をつけることです。
情緒的な話題ならいくら話してもいいですが、自分の仕事や会社の話をゴタゴタ言うのは自分を安っぽく見せるだけです。まして自慢げにいうのはもってのほかです。 仕事の話をするくらいなら、家族の話のほうがいいでしょう。「おふくろは・・・」「妹は・・・」といった話題のほうがまだ受け入れられます。ただ、それもごく控え目にすることです。 「ボクの妹とはどこの大学出て、どこそこの家に嫁いで・・」ではなく、そのときの雰囲気や話の流れに合わせて、気質や性格、生い立ちなどを断片的にいうにとどめるのです。 そうすると、女はそのわずかな情報、知識を頼りに想像の翼を広げ始めます。そのきっかけを与えてやればいいのです。
ともかく自分のことを、ペラペラさらけだすような男は評価されません。それは、さんまやダウンタウンのおしゃべりとは、似て非なるものなのです。 さんまでもダウンタウンでも、彼らのプライベートを、あなたはどれだけ知っていますか。あれだけひんぱんにテレビに登場し、あれだけ勝手なおしゃべりをしていても、巧みにプライベートのことは避けつつ話しています。 彼らが私生活のすべてを、お茶の間にさらけだしてしまったら、人気は下降してしまうでしょう。彼らはそのことをよく知っています。 これは、私たちの人づき合いにおいしても同じです。携帯電話の番号をすぐ教えるのは損なのです。
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