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「フット・イン・ザ・ドア・テクニック」という言葉を御存知だろうか。 これは、交渉や依頼の場面で、本命の要求を通すために、まずちっちゃな要求からスタートし、段階的に要求レベルを上げる方法だそうで、人間心理を利用した交渉テクニックのひとつになっています。
一般に人間は、いったんある立場をとりますと、一貫してその立場をとっているほうが居心地がよく、また、他人から一貫性のある人間と見られていたい(ころころ意見が変わる人間とは見られたくない)という心理があります。 フット・イン・ザ・ドア・テクニックは、この心理を交渉に利用したものであり、とくに男が女を口説くときにもじゅうぶん応用できますよ。 ガードの高い女性をモノにしようと思って、ケータイのメール番号を聞き出そうとしたら、「じゃ、今度教えてあげる」などと言って、うまくかわされたり、やんわり断られたりしませんか。
ここは、まずちっちゃなお願いから始め、それを受け入れてくれたら、だんだんとお願いのハードルを上げていって、最後に大願成就にもっていくことです。 たとえば、時間が空いて映画を見に行きたいと思ったとき、「いま、面白い映画って何?」と当たり障りのない話を持ちかけてみて、ジョニー・デップの共演している「パイレーツ・オブ・カリビアンをやってるよ」と返事をもらったら、早速観にいってみよう。 これで第一段階は終わり、次は、映画を観て何日か経ったころ、「この間、紹介してくれた映画面白かったよ、次の予告編で○○をやっていたけど、これも面白そうなので、次はよかったらいっしょに観にいかない?」と、さりげなく誘ってみよう。 一度お願いごとに応じているだけに、断る理由も特段ないため、あっさりОKサインをもらえるかもしれませんよ。 なお、ここで注意が必要なのは、メールで返事は求めないこと、お願いごとは、直接面と向かって言うのがよいのです。メールでは考える時間を与えてしまうから、いろいろと雑念が脳裏によぎってしまい、あとあとのことまで考え込んでしまうからです。
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