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若いカップルが公園のベンチで腰をかけて語り合う場合、ふたりの下半身に注目してみてください。 お互いに顔は向き合って話しかけているでしょうが、ひざやつま先、あるいは肩先が、お互いのほうを向いて話しているかどうかをチェックすればよいのです。 どんなに親しげで上半身だけ相手のほうを向いていても、肝心要(かなめ)の下半身にあるヒザやつま先だけが相手とは反対側、つまりそっぽを向いているようですと、その親しさは表面だけのもので、心のなかは別の人をイメージしており、あなたに好意はありません。 人間の心は素直なもので、嫌いな相手とは、本人の気がつかないうちに、体が逃げ腰になっており、反対に好きな相手なら、つま先から頭のてっぺんまで、好きな相手のほうへすり寄っているのです。 これは恋愛関係だけでなく、会議への出席でも同じです。楽しくない会議なら、座った瞬間から足先が出口のほうを向いて、今にも逃げ出したいと気持ちが言っているでしょう。
電車の中を見渡しますと、大体の女性は脚を閉じて座っていますが、それは女性の大切な部分を人目に晒さないように、身を守っているからです。 一方、男のほうはガバッと両足を開いて座っている人もいれば、軽く開いて座っている人もおり、中にはピタッと閉じて座っている人もいますね。 大股で開きで座っている人は、自分を大きく見せたいタイプで、脚をぎゅっと閉じている人は、警戒心が強くなかなか胸襟を開かないタイプです。 座ったときに脚をきちんと揃えて座る人もいますが、こういう人は、あなたの味方でも敵でもなく、中立的立場を取っているよと表明している人だといえましょう。 ただ、お行儀がよくて丁寧なように見えますが、相手に心を許すという気持ちはあまりなく、堅苦しく他人行儀な印象を与えます。 一般的に、社会的地位のある人は大股開きで座る傾向があり、それに対して職位の低い人は低姿勢で身を硬くしてひざをそろえて座るものです。 ですから、会社でも同僚と話すときには、脚を大きく開いて座っている人もいるでしょうが、上司の前では、脚は閉じられて、やや緊張して座っているのではないでしょうか。 もし、上司の前でも大股開きで座るようでは、サラリーマンとしての先行きはおぼつかないでしょう。
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