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初めてのデートのときや、お見合いの席で、やたらにゆったりした動作や仕草をする人がいますが、ふだんの動きではないなあと感じたら、あなたに威圧感を持っているか、緊張感が極度に高まっていると思っていいでしょう。 そんなときには、相手をリラックスできるような雰囲気をつくるとか、冗談のひとつも言って、場を和ませることも大切です。 人間の心と体は一体ですから、あわただしい出来事があれば、体も忙しく動いているでしょうし、心に何か大きな心配事があったりすると、心が凍りつくような状態ですので、体の動作も自然と鈍くなって、体の動きも停止したようになります。 逆に落ち着いてゆったりとした動作をしている人は、心に余裕があって泰然自若とした気持ちでいるのでしょう。 ある程度心理操作のできる人は、相手に動揺を悟らせないように、ゆったりした行動を取って、心の平静を装うことだってあります。
でも、はじめてのデートやお見合いの席で、やたらとゆったりした動作をしている人は、心の平静さの現われではなく、極度に緊張した心の状態であるか、あるいはあなたに威圧感を感じている可能性が高いです。 なかには緊張すると、心が耐えられなくなり、何とか行動でバランスを取って心を落ち着かせようとする働きが生じます。
心が緊張することは、体が硬直状態になって動きが必然的に鈍くなる現象を引き起こしますので、それを元の柔らかい体に戻そうとして、大きな声を出したり、ちょっとした動作にも大きな動きを演出してリラックスしようとしているのです。
また心が不安になると、その気持ちをかき消そうとする心のバランスが働くため、落ち着いた行動ではなく、動作ががさついたり、荒々しくなったりすることもあります。
もし、はじめてのお見合いの席で相手がコチコチに緊張しているようでしたら、「二人だけでお会いするお見合はじめてなので緊張して、なんか喉が渇いちゃったわ。お水飲んでもいいかしら」とか、「ぼくも緊張してしまって、手のひらが汗びっしょりになっているんです」などと言ってあげたら、お互いに緊張しているのは同じですよ、というメッセージを送ってあげることです。 これだけで二人とも緊張感が取れて、少しずつ、自分本来の気持ちが素直に表現できるし、動きにも不自然さがなくなってくるはずです。 こんなときに、相手がモタモタしているのを見て、「いつもそんなふうにのんびりかまえているのですか」などと、批判めいた口調で問いかけたりしますと、相手をさらに緊張させてしまうだけです。
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