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恋愛感情は、男と女が存在する以上、好きになると自然と沸き起こる感情ですが、その感情にとらわれすぎると、あなたを苦しめる元凶になりますので、恋愛の継続にはほど良い距離感が必要です。 恋人のことだけが、寝ても覚めても頭から離れなくなると、「今は、何しているのだろう」「メールを出しても返事が来ない」「電話も今日はかかってこない」ということで、恋人の自分に対する態度やテンションなどによって、幸福の度合いが決められてしまいます。
人間は煩悩の強い動物ですから、誰しも何かに依存するというか執着して生きているのでないでしょうか。そして、強く執着すればするほど、人は苦しみ、それによって心まで支配されてしまうものです。
たとえば、テレビの「開運!なんでも鑑定団」などに出てくる骨董マニアを見ていますと、「妻に内緒で古伊万里の壷を退職金で買い、夜寝るときも枕元において、さすりながら寝ているのですよ」などと言って登場する人がいますね。 たいがいは、中島誠之助さんが、一刀両断の元、「あなた、騙されたんですよ、もっとしっかり勉強しなさい」と苦言を呈している場面がありますね。 おそらく、家庭争議になっているのではないかと思いますが、これは人ごとではなく、私たちの心の中にも、同じようなことがあるのです。ギャンブルにしてもそうです。
パチンコなどに凝ってギャンブル依存症になったような人は、借金がかさむたびに、心の中では「このままではいけない、今日限りで止めてしまおう」と心に強く思いながら、明日になれば、また足がホールに向かっているのです。 そして、最後は一家離散ということになるのです。
またお酒に依存している人は、アル中となって、お酒に支配され、体も人生もボロボロになっていきます。
仕事でもそうです。 仕事ならいくら執着してもいいように思うかもしれませんが、執着しすぎると、休日になっても会社の机に座っていないと落ち着かなくなり、家庭は省みず、そして、退職間際になって妻から離縁されるというのがだいたいの結末です。熟年離婚です。
話は長くなりましたが、恋愛も同じなのです。 不幸なことに、恋愛はお酒や仕事より、相手がいるだけに思い通りになりにくいものです。たとえふたりが恋愛中であっても、お互いに恋愛度には温熱差があり、お互いの利害が絡み、感情的になりやすく、恋人であっても彼の心はとにかく思い通りになりません。 いい恋愛をして継続するためには、彼のことだけで心をいっぱいにしないで、趣味とか遊びなどにも楽しみを見つけて、彼と距離を置くことも大切です。
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