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どんな男にも、多少の冒険心があります。 人によってはそれが危険なロッククライミングであったり、バイクによるスピード狂であったりするわけですが、ベンチャー企業に乗り出す大胆な男や、賭けごとに夢中になるタイプも、どこか危険に伴うスリルを味わいたい気持ちがあるのです。
なかでも、わざわざ危険な女に近づきたい、という男たちも少なくありません。 じゃじゃ馬慣らしともいうべき体質の男ですが、おとなしい馬(女)に飽きたということでしょうか。 「私って悪い女だから、近づかないほうがいいわよ」 と最初に宣言するのです。 「さげまんでもいいの? 運が下がるわよ」 と脅してもいいでしょう。 しかし男の中には、そういう女にかぎっておもしろい、と思う人が大勢いるもので、おとなしい女を演じているより、男の釣れる率はかなり高くなります。それだけ世間には物好きが多いということでしょう。 この「悪い女」を「金のかかる女」に置き換えてもいいでしょう。 「私とつき合うと、お金がかかるわよ」 「じゃあ、かかった分だけ体で返してもらおうじゃないか」 と応じてくる男もいるほどで、要は男という生き物は、目立つ女に興味を抱くのです。 一緒に連れて歩いても、まったく目立たない女ではつまらない、という男心も知っておきましょう。
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