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婚活に対して悩んでいる人の話を聞いていると、こちらまで息苦しくなることがあります。うまくいかない現実、将来や生きることへの不安、自分への否定、そして、それらに対する嘆きと怒りのエネルギーがドーンとこちらに飛んできたりします。 ただ聞いている側の人間がダメージを受けるくらいのエネルギーを、いつも自分の中に抱え込んでいるわけですから、本人はもっとダメージを受けているはずです。 このようなストレスにさらされているのなら、心身ともに支障をきたすのも時間の問題といえるでしょう。
こういう人がお見合いをしたり、合コンなどでちょっと「いいわ」と思う男性に出会ってしまうと一体どうなるのでしょうか? ★ ひと言で言うと、「怖く」なります。 まるでターゲットを定めたスナイパーの如く、眼光が鋭くなるか、もしくは、「絶対にうまくいきたい!」というスイッチが入ってしまい、ムダに緊張して自分らしさを出せなくなり挙動不審になってしまったりします。 少し余談になりますが、昔から、「好きな人には好かれないのに、全然好きじゃない人にはムダに好かれる」ということが言われていますが、なぜだかわかりますか? これは簡単な話で、好きじゃない人の前ではありのままの自然な自分でいるから好かれるのです。 逆に好きな人の前では自分を良く見せようとしたり、緊張して自然体で振る舞えなかったりするせいで、相手にフェイクの人格を見せてしまうため、なんか嘘くさい人に映ってしまうので、あまりうまくいかないのです。 よくできていても、天然のイチゴと、ディスプレイされている飾り物のイチゴは違うのです。ディスプレイのイチゴを食べたいと思う人はいないでしょう。 世の中には、コミュニケーション上手になるテクニックとか、人前で上がらない方法などが出回っています。ですが、素敵だなと思う人の前で緊張してしまったり、自分らしく振る舞えないことに悩んでいるのであれば、その対処法を学んでもムダです。 なぜなら、その緊張の原因は、結婚や婚活に対するそもそもの捉え方にあるからです。だから、付け焼き刃のテクニックを学んだとしても、なおさら自分らしく振る舞えなくなるだけです。
★ それは結婚や恋愛、婚活に対して深刻に考えすぎているからです。 何事もそうですが、深刻に考えすぎると表情もエネルギーも固く、重たい感じになり、うまくいくものも、うまくいかなくなってしまいます。なぜかというと、緊張しすぎて本来の力が発揮できなくなってしまうからです。 勉強でもスポーツでも芸事でも、高いパフォーマンスを発揮するためには、心身共にリラックスしていることが大切ですが、これは結婚に対しても同じです。深刻になってもいいことが何もないので、とにかくリラックスすることが大切なのです。 そしてリラックスするには、結婚や婚活、そして人生までも、おもしろおかしく捉えられるか、どれだけ気楽に考えられるかが重要です。
「歯を食いしばってでも頑張らないと結婚できない!」などと思っていたら、本当に歯を食いしばって頑張らないと結婚できなくなってしまいますし、どんどん深刻になって、あなたの可愛い笑顔が曇ってしまいます。 歯なんかくいしばって「頑張っている気」になっているヒマがあったら、もっと淡々と、日々目の前にあることに心を込めて、味わい、楽しんでいたほうが、人間は魅力的になるものです。 なにも、眉間にしわを寄せて、うんうん悩んで深刻になることだけを、「真剣」と呼ぶわけではないのです。 そうは言っても、将来を考えるとどうしても深刻になってしまうという人は、まずは、自分を良く見せようとすることだけでもやめてみてください。 自分を良く見せようとしている人間ほど痛々しくて、相手に違和感を与える存在はありません。本当に、うまくいくものもいかなくなります。
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