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心配して、素敵な人に巡り合うことができるのならば、胃が痛くなるほど心配すれば良いですが、残念ながら、心配したところで素敵な人に出会えるわけでもないし、むしろ自分のエネルギーが落ちて、瞳が曇り、オーラもくすんだ感じになってしまいます。 大げさではなく、「心配は百害あって一利なし」ですが、心配するなと言ったところで、突然心配するのをやめられるのなら苦労はしません。
★ それは「今」「ここ」に意識を集中させることです。 そもそも心配や不安は、意識が「過去」や「未来」に飛んでしまっている時に湧いてくるものです。過去の記憶を使ってありもしないシミュレーションを延々とすることは、ただの取り越し苦労なのです。 逆に、未来を想像したり、過去を思い出したりせず、今、目の前にあることを100%味わって集中している時、人は心配したり、不安を感じたりしないものです。 いつも未来や過去にばかり気を取られて今を生きていない人は、いつも心ここに在らずで、地に足が着いていないため、とてもフワフワしたイメージがあります。 そしてたいてい取り越し苦労のしすぎで心が疲れており、それが見た目にも現れています。 逆に今ここに集中している人は目に力があるし、地に足の着いている印象を与えます。実際に、現実世界をしっかり生きていけるでしょう。
それは、ふだん体を動かす機会が少なくて、エネルギーがあり余っている人です。 ちょっと思い出してみてください。 たとえば、海やプールで一日中遊び倒した日のことを。あの眠りの深いこと深いこと。ベッドに横になったが最後、思考が強制的にシャットダウンされて、心配したくても心配なんかできないのです。 ベッドに入ったのはいいけれど、いつも次から次に浮かんでくる心配事でなかなか寝付けないことが多いと言う人は、その日使い果たせなかったエネルギーを「心配すること」で発散しようとしているのではないかと思ってしまいます。
赤ちゃんは夜、お腹も空いていない、おむつも濡れていない、お風呂上りで気分もいいはずなのに、突然すごく機嫌が悪くなって、泣き叫ぶことがよくあるものです。そして、しばらく泣き叫ぶと、まるで電池が切れたかのように急におとなしくなり、スヤスヤ寝始めのです。 「赤ちゃんはエネルギーが余っていると眠ることができないから、一日の最後に充電が切れるまで泣いてエネルギーを使い果たすために発散させることがあります」というのをあると聞いて、「なるほど!」と合点がいきました。 そして、これはきっと大人と同じ原理なのでしょう デスクワークなどであまり体を使わない仕事の場合、脳や神経を使っているので、「疲れている」と思いがちなのですが、実は体が全然疲れていないから、エネルギーがあり余っているということが多いような気がします。 だから、しなくてもいい心配事や問題をわわざわざ探して、悩んで、そのエネルギーを使い果たそうとしているのではないでしょうか。だって、朝起きたら、「昨日の夜、なんであんなことをウジウジ考えていたんだろう?」と、不思議に思うことはありませんか? もし、自分がそれに当てはまるかもしれないと思ったら、試しに、仕事が終わったら、電車通勤の人ならいつもより手前の駅で降りて、2、3駅歩いて帰るとか、プールで1000メートル泳ぐとか、仕事の後にホットヨガに行ってから帰るとか、何しら体を使うことをしてみましょう。 そこで余力をしっかり使い果たしてしまえば、眠りも深くなるはずですし、体は疲れても、逆に心は 元気になって、「心配する」ことができなくなるはずです。
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