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昔の彼女を褒めるよりは、まだましかもしれませんが、どちらにしても気持ちのいいものではありませんね。 これには、大きく分けて二つの意味がありますので、それを考察してみましょう。
「そんなことしたって意味ないでしょ」と女性は思うかもしれませんが、昔の彼女の話を出す時点で、前の彼女はあなたより魅力あるものを備えていた可能性が高いわけです。ですから、男性にしてみれば、「自分のほうが偉いんだぞ」という優位性示すための有効な手法だと思えるのです。 たとえ貶すにしても前の彼女の話をされると、あなたはイヤな感情を持つでしょうが、その感情は正しいのです。 「昔の彼女はこんなところがイヤだった。ダメだった。だから別れたんだ」と貶すことは、「オレは前の彼女のレベルで落ち着くような男ではなく、それよりももっとはるかに高いレベルにあるんだぞ」と考えている深層心理が潜んでいます。 前の彼女を振ったのか、振られたのかは分かりませんが、魅力ある女性(前の彼女)を基準にして、それよりも自分のほうが、レベルが高いことを示そうとしているのです。 これが男性の序列のコンプレックスと言えます。
つまり、昔の彼女の悪口を言うことで、「自分は悪くない。自分は被害者である」ということを主張しているわけです。 そうすることによって、あなたの同情を引こうとしているのです。 どちらにしても、昔の彼女を悪く言うのは負け犬の遠吠えのようで、みっともなく、男らしくないのは言うまでもありません。 そして、そのみっともなさに気づかないのが男なのです。 女性はたとえ悪口であっても、昔の彼女の話題に対して未練たらしい印象を受け、それを嫌うようです。 しかし、これは昔の彼女への未練というより、目の前にいる女性、つまり、あなたへのアピールと受け取ったほうがよさそうです。 本当に未練が残っているのならば、逆にあえて、その彼女の話題は避けることのほうが多いはずです。 昔の彼女を褒めても、貶しても、その真意は、「オレは君が思っている以上にモテるのだから、もっと尽くしなさい」と言いたいのです。 たとえ、どんな悪口であったとしても、自分の優位性の主張であることに変わりはないでしょう。
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