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つき合っているカップルに結婚の話が持ち上がったとき、男性はしばしばこのようなセリフを口にします。 そもそも結婚とは契約であり、永久の愛を誓うと言いますが、男性の立場から考えると、今後稼ぐであろう生涯の経済力をすべてあなたに注ぎます、という意味を含む約束です。さらに、今後出会うであろう女性を獲得する可能性の放棄、または制約するものです。 ここでは、結婚による社会的制約と男の本能について考察してみましょう。
本来、男性はより多くの女性を獲得したいという本能的欲求があり、一人の女性だけと愛の営みをすることは不自然なのです。人間にとって結婚という制度は本能的、動物学的にはかなり不自然な原理が働いているようです。 不自然な原理とは、金銭や権利関係の所有体系が決められているところです。
簡単に言うと、男性は生涯賃金を他の女性に分けません、という契約をするわけで、これが不自然さの原因であり、結婚というものです。 ですから、結婚という言葉は、愛していると同様に簡単に口にできないのです。
にもかかわらず、「結婚しよう」と言えるのは、一生その女性に束縛されてもいいと思えるぐらい真剣で、その女性以外は考えられないという状態です。 たとえそれが一時の感情でも、その時点では、その女性より魅力的な女性は将来、絶対に獲得できない可能性が高いと思えばこそ、決意できることなのです。
男性は結婚というエサにつられて、女性が寄ってくることを認識しています。 このエサとは、もちろん将来稼ぐであろうすべての資産、資源です。だからこそ男性はその資源を安売りしません。 資産、資源や将来性が保証されている男性にとって、独身は天国です。その資源を自分の趣味に費やし、しかも女性にも不自由しない。 結婚をエサに女性を確保できるだけでなく、結婚をエサに優位に立つこともできます。
モテる男性にとって、結婚にメリットなどないと思われてもそれは仕方ありません。 この独身という事実、つまり誰に資源を譲ろうか考え中であるというアピールは、多くの女性を呼び寄せるエサであり、まだまだ今より魅力的な女性を獲得できるチャンスが残っているのです。
「当分、結婚なんて考えられない」という言葉の裏側には、あなただけに束縛されることはイヤだという本音が隠されているのです。 もちろん、「結婚してもきちんとした生活ができるだけの経済力がまだない」などのもっともらしい理由をあげる男性も多いでしょう。 そして、自分の能力や限界や魅力のレベルを知ったり、この人以上の女性はいないと思えば、男性は自ら結婚を口にするものです。ですから、結婚するためには、「私以上の女性はいない」と思わせることが一一番重要です。
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