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女性には母性本能があります。「私がいてあげないと、この人はダメになってしまう」と思わせるのは、男にとってなかなか有効な作戦といえます。 では、女はどういうときに母性本能をくすぐられるのでしょうか。
まずあげられるのは、「この人は、ほかの人にはこんな面を見せないだろうな」と相手に感じさせることなのです。 たとえば、いつも女性の前でキリッとしいて弱みなどカケラも見せないような男が、「弱っちゃったよ」などと電話をかけてくると、「いつもの○○さんらしくないじゃない」などと言いながらも、女性はグッとくるものです。 また映画に誘うとき、「△△を見に行こう」ではなく、「あれとこれ、どっちがいい?」などと聞くのも母性本能をくすぐるものです。相手が何を見たいのかわかっていてもです。 「あの映画を見よう」では、男性主導になってしまいます。これでは、女は母性本能を発揮する場面がありません。 けれども「どっちがいいかなあ、どっちにしようか」といえば、「こっちはつまらないって評判よ。こっちがいいに決まっているじゃない」という具合に女がリードできるのです。
キスするにしても、周囲の雰囲気はあるにしろ、いきなり黙ってやるのは、男主導です。それがうまくいく場合もありますが、たとえば「いまここでキスしたいんだ」という迫り方は母性本能刺激型といえます。 そういうとき女性は「あなたって、まったくムードがないんだから。そういうことって、そんなふうに言うものじゃないでしょ」と怒ったフリをするかもしれませんが、内心ではOKしているものです。 これは男のキャラクターにもよりますが、率直な態度が好感を持たれ、「しょうがない人ね」と受け入れてくれます。 母性本能は、甘えん坊の男を、まるで自分の子どものように「よしよし」してくれるのですが、これは同時に自分も「よしよししてもらいたい」という気持ちと紙一重なのです。
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