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女を口説くとき、「逃げる女は徹底して追え」といわれることがありますが、逃げる女は追いかけてこそうまくいくということでしょう。 追わなければ、それでおしまいです。
男が追いかけるとき、女は優越感を持つものです。はからずも女が優越感を持つような状況になってしまったら、徹底して持たせておいたほうがいいのです。 追うような、追わないようなあいまいな態度だと、相手は優越感を持っていいのかどうか迷ってしまいます。 迷われるのも、ある種のタイプの女には効果がありますが、そもそも逃げる姿勢を見せる女は自尊心が強いため、それを満足させなければ、なかなか納得しません。
つまり、一度女王様にしてあげて、「女王様、待ってください」といえばいいのです。 これを屈辱的だなどと思っていてはダメです。あくまで目的達成のための手段ですから、奴隷役を与えられた俳優だと思ってやれば、どういうことはありません。 デートの時間には絶対遅れないようにします。できたら、30分前から待っているのです。そして、そのことを相手にさりげなく知らせるのです。 相手はときに「本当かしら」と、約束の15分前に現れるかもしれません。そこで本当に男が待っていれば、一気に心をひらくでしょう。 女には、女王様になりたいという心理が必ずあります。この心理がある程度満たされれば、家来のいうことを少しは聞いてやろうという気になります。 「ほんの少しだけよ」「じゃあ一回だけよ」という言葉が出れば成功です。 女の一回とは、その瞬間における言葉にすぎません。ですから、一度でもそのような気持ちに追い込んだ時点で、勝利はこちらの手に移ってきているのです。
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