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出会いの場でお互いを探り合っているときに、 「キミってモテるタイプだよね」とか、 「ずいぶんモテるんでしょうね」 などというセリフはよく聞かれるものです。 これは、男性があなたに興味を持って本気で聞いている場合もありますし、単なるリップサービスの場合もあります。
そんなときに、あなたはどのように答えていますか。 「いえいえ、そんなことはないんですよ」 「モテたことなんか一度もないです」 と本気で否定してしまうのでしょうか。 自分がモテなかったことを延々と説明する女性をみかけますが、恋を成就させたいのならば、絶対にしてはダメです。恋の現場においては、「自分の不利益な情報は出さない」のが原則ルールです。 たとえば、その彼が以前からの知り合いであるとか、共通の知り合いがいて、あなたの基礎情報が彼に流れているなら別ですが、ほぼ初対面に近い状態での発言には気をつけなければなりません。というのもあなたが言った発言は、あなたの基本評価につながるからです。 出会いの場では意外にも「自己申告制度」が通用しています。自己申告制度というのは、たとえば、「こういう人間なんですよ」などと言葉で言う場合もありますし、「(こういう人間だという)フリをする」という自己演出や演技も含みます。 もちろん過剰な申告をして、その後、化けの皮がはがれたり、逆に評価がアップするということは実際にありますが、それすらも「その後」の展開があればこそです。一期一会が基本となっている男女の出会いの場においては、それよりも次にどうつなげるか、引っ張るかのほうが、より重要な問題です。
そこで、「モテる、モテない」なのですが、この場合は、 「へえ、この子ってモテるんだ」と思われたほうが、絶対にトクです。 たとえば、あなたが本当に、見るからにモテそうな女性の場合には、 「やっぱりなあー。素敵だもんなー」 となりますし、そうでなくって、見た目がモテそうでない場合には、 「へえ、どんな魅力があるんだろうか?」と興味を持たれる材料になります。 それをあなたが謙遜して、 「モテないんです」 などと言った場合には、男性に変に軽んじられる羽目に陥ってしまったり、興味を失われてことになります。場合によっては、「だからモテないんだよ」と突っ込まれることにもなります。 これはあなたが、逆の場合、つまり男性を想定して同じことを考えれば、納得すると思います。つまり一見普通の男性があなたに、「そんなにモテないこともない」的な、あいまいな態度をとったなら、あなたは、 「へえ、どんな魅力があるんだろう?」 と彼に興味を持つでしょう、しかし、 「俺ってモテないんだよ」 と真剣に説明する人に対しては、あなたもなんとなく軽んじてしまう気持ちになってしまうはずです。出会いの場面においては、自らに不利となる可能性のある情報を出すのは絶対に止めるべきなのです。
ネットにおける出会いでも同じです。 出会い系ネットでは、いろいろなメッセージが男性からどんどん届くのでしょうが、こんな内容ならどうでしょう。 「僕は彼女がずっといなくて寂しい毎日を送ってきました。一緒に楽しいことをしたいです」 こんなメッセージをもらって「まあ、素敵!」などと喜ぶ女性はいないでしょう。 これらのメッセージからは、彼女のいない男性の寂しそうな姿が浮かぶだけで、一緒に楽しみたいという気分には女性としてはならないはずです。 もし、男性が女性にメッセージを送るのであれば、「彼女はいない」などは必要なく、楽しいことをしたいのなら「一緒に楽しいことをしましょう」という、それだけでいいのです。 女性の場合も同じです。 男性にメッセージを発信するのならば、相手が読んでワクワクするような内容にしなくてはダメです。寂しさを感じさせるような、イメージダウンの内容は、あなたが損をするというだけではなく、相手に対しても失礼です。
こういう例からもわかるように、男性から「モテるよね?」と聞かれたときには、あなたが取るべき態度というのは、 「どうかなあー?」とか、 「さあ」などと言って、にっこりと微笑むこと、それだけでいいのです。 それによって男性は、 「この子は、なにかあるのかな?」などと思って、あなたに興味を持つのです。
ただしこのリアクションについては、ひとつの場合のみ例外があります。 それは本当にモテる女性は「モテない」と否定したほうがいいということです。というのも、あまりにもモテそうな女性が「モテる」と答えてしまうと男性は、 「じゃあ俺なんて、無理だよな」 と諦めることが多いからです。 特に最近の男性は、気弱な人が多いので、「絶対に無理」と思う女性に対しては、アタックすることがありません。だからその不安を打つ消してあげるためにも、真にモテる女性の場合だけは、 「モテないですよ」と答えておきましょう。
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