|
寺院の山門の左右に鎮座する仁王(におう)や狛犬(こまいぬ)の多くは、一方は口を開き、一方は口を閉じていますね。 これは「阿(あ)」という開口音と、「吽(うん)」という閉口音を表しています。ここから転じて、二人以上でひとつのことをするとき、気持ちがピタッと一致する微妙なタイミングのことを「阿吽の呼吸」といいます。
恋愛でも仕事の関係でも、タイミングのずれる人とは、深層心理で反発しているのです。 男女の関係でなくても、職場でも、こちらから相手に電話すると、出張になっていたとか、お客が来店して手が離せない状態だったり、あるいは、相手から電話がかかってくると、あなたはトイレに行っていたとかして、何度も行き違いが生じる場合がないですか。
このようにタイミングが、基本的に合わないのは、偶然というよりも、もともと相手と縁が薄いとか、気が合っていない証拠です。
特に、恋愛関係では、お互いに呼吸が合わないのは、致命的ともいえます。
たとえば、あなたが彼に夜電話すると、留守電になっていることが多く、後から彼から慌てたように電話をかけてくることがありませんか。あなたもそんな時に限って車を運転していたりして電話がとれないようなケースです。あるいは、電話をすると、いつも彼は話し中ということもあるでしょう。 こういうことが度重なるようであれば、いろいろと疑心暗鬼が生じやすく、お互いの相性も良好とは言えません。 あなただって、いつも留守電になっているようだと、彼の行動に不信を抱き、「ひょっとして別の彼女と会っているのではないか」とか「自分を避けているのではないか」と勘ぐりたくなるでしょう。 恋愛の初期段階で、こういう行き違いが多いと、先行きの怪しい関係になる可能性があります。実際には偶然の連続に過ぎないかもしれませんが、結果的に二人の間の恋愛運は薄いと考えたほうが無難です。
また、ボタンの掛け違いは次のような場合にも起こります。 デートの約束をしようとお互いの日程の調整をしようとしても、なかなか決まらずにご破算になってしまうこともありますが、お互いの大切な時間にチグハグさが生じるのも、タイミングの悪さの一つです。 もし、結婚でもしたら、いつもあなたと彼は、時間の不一致でストレスと欲求不満がたまり、最悪の場合には、離婚というケースにもなりかねません。 このような微妙な関係を注意深く探っていき、タイミングの悪い人とは縁がないと割り切っていくのも、あなたにツキを呼ぶきっかけになりますよ。
|
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Copyright (C)2015. 男性心理・女性心理. All rights reserved. |