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多くの男は女のプライバシーにズカズカ入り込む習慣から、まだ抜け出せていません。 東京でクラブなどに行くと、それがよくわかります。会社では何人もの部下を従えている経営者クラスの男が、ホステスを相手にすると、「いくら出せばいいんだい?」などと聞いているのを見かけます。 そこまで柄が悪くなくても、「彼氏はいるの?」「なんでこんな商売やってるんだ?」などと、聞かれたほうにしてみれば、大きなお世話なことを無神経に聞いています。これではまさに「ウザい男」と、イヤがられるだけです。 そうでなくても「たかがホステスのくせに」という気持ちが腹の底にある男が少なくありません。 またそういう人物にかぎって、一度寝ると「おれの女」といった顔をするのです。ホテル代を浮かそうと、女のマンションへ行き、パジャマからスリッパ、歯ブラシまで用意させたりします。 店に来れば「おい」「おまえ」と呼びつけにして、プライバシーをバラして営業妨害するのです。 それでも店の連中は、大切なお客さんだ思うから、愛想を振りまいてもてなします。すると「おれは銀座でモテモテでね」などと吹聴してまわるのです。 女と親しくなるためには、女が自分からプライバシーを話してみたいと思われる男にならなければダメです。プライバシーをみずから語るというのは、相手の人格を全面的に認めているということです。 それができるかできないかで、あなたのこれからの人生は楽しくもつまらなくもなるのです。
女性の多くは、「これが私の彼よ」とつき合う相手を見せびらかしたいと思っています。 ですから、彼と自分との関係だけでなく、彼と自分の友人との関係も気になってきます。 「なによ、あの男最低ね」と仲間からいわれるようなタイプでは、女は「死んでしまいたい」ほど困るのです。 なぜなら、それは男がバカにされただけではすまず、そんな男を選んだ自分、そんな男と一緒にいる自分がバカにされたのに等しいからです。 たとえば、たくさんの人が集まっている席で、タバコをやたらに吹かすとか、レストランでの食べ方が粗雑でマナーがなっていないというのは、女にとって顔から火が出るような気になるものです。 それほどマナーを心得ているわけではない女性だって、自分の男だけは、そういうことをきちんと知っていてほしい、むしろ教えてもらいたいと思っています。 「この人とつき合っていると、私はきっといい女になりるわ」と思いたいし、それを吹聴したいわけです。 別の言葉でいえば、「こだわり」を持つ男であってほしいということです。毎日、同じスーツで出勤してくるのでは幻滅です。 ジャケットは同じでも、シャツの種類を変える。ネクタイにも自分なりの趣味を持つ。そういう小さな点にもこだわりのある男は、人前にだしてはずかしくない男なのです。
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