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値打ちのある男というのは、生きるエネルギーが強いため、高い志を持って、つねに社会に挑戦しようとする気概が旺盛です。そのうえ、たゆまぬ努力を重ねています。
そういう人は、早いうちから、自分は何に向いているかという素質才能を見出しており、その才能を開花させるため、日夜、精進努力しています。お金を稼ごうなどと思うことはなく、結果的に努力が報われて、お金も自然に入ってきているのです。
ただ、世の中には、金儲けだけに走る人もおり、人より裕福な生活をしている人はいくらでもいますが、人間の情欲を刺激して、それによって金銭をもらうようなのは、職業ではないと考えます。 こういう世界でいくら稼いでも、値打ちのある男とは到底思えません。 たとえば、ソープランドで働く女性とか売春する女性、あるいはアダルトビデオに出演している人、ホストに勤める人、つまりこのような性風俗関係の人は、人間の性欲に火をつけてサービスすることを目的としており、職業にたずさわっているとはいえないでしょう。
これらの例は極端にしても、高い志と目的を持っている男は、「金を稼ぐ」「金をもうける」だけで、職業を選ぶことはなく、そこには必ず、世のためになろうとする情熱が潜んでいるものです。 要は、男が、仕事を選ぶときは、「お金」以外の理由がないと、その男の中身が軽いと断定できるのです。
もし、あなたがつき合っている男の子が、「お金」も稼げず、職業の目的すら持たず、「たまたまそこに就職できたから、生きていくために仕方なく働いているのだ」としたら、どうでしょう。 あなたはそんな彼から、何を学ぶことができるでしょう。 賢い女性は、恋愛をしたら、遊ぶだけではなく、男としての「陽」の本質、言うなれば、その男から男とはどういう生き物かを教わらないとダメなのです。 そして男のほうも、女としての「陰」の本質、つまり「女性とは愛情と包容力があって、仕事で疲れた男をトコトン癒してくれるものだ」と知ることによって、ともに成長していくのです。 男も女も陽と陰の本質を知らないと、たとえ好きで結婚しても、いつかは家庭不和が生じて夫婦喧嘩が絶えなくなるでしょう。
ですから、出会った男のルックスなどに惚れたら、そこで急がずに、その男の職業を見て、なぜ、その仕事をしているのかを訊かないといけません。 たとえば、役所に勤めているとしましょう。 「公務員だから、たいした給料ではないが、身分が安定しているから」などといえば、失格です。打算的でやる気がないのはミエミエです。 「公務員になって環境問題に取り組み、少しでも社会をよくしたい」といえば、大きな志を持っているので、早晩大成するのは間違いないでしょう。
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