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相手に変わってほしいと期待していると、いつまでも「変えろ」「変われ」というだけの羽目になります。100点満点を求め、足りない部分に不満を持つ発想です。 ですが、人間は、「そのままでいいよ」と思っている人に対しては心を開き、安心し、「この人の望むように変わってあげたい」「望みを言ってほしい!」と思うものです。 そして、「こうしろ、ああしろ」「もっと望みどおりになれ」「私の希望を叶えろ」と彼を否定する女性に対して、言われたとおりにしたいとは思わないでしょう。
「期待しない」なんていうと一瞬さみしいイメージがありますが、期待しない女性は男性から見てもとても愛情深く、そして「大きな包容力のある女性」です。 ★ 期待しないから、どんなに小さなことでも喜べるし、感謝ができ、決して「してくれて当たり前」にはなりません。 ★ 期待しないから、彼が何かをしてくれなくても、腹が立って怒るようなことがありません。 ★ 期待しないから、彼が自分のもとを去っても、怒鳴ったり喚いたりせずにおられます。 涙をこぼしながらでも、「今までありがとう。楽しかった」と言えるのです。
期待が、失望や苦しみ、怒りを生み、彼がうっとうしがる行動をあなたにさせてしまいます。ここでいう期待とは、つまり「依存」と「ネガティブな甘え」のことです。 不思議なことに、「もう会えなくてもいい」と思っているほうが、いつまでも会えます。そして、「別れてもいい」と思っているほうが、いつまでも別れません。 執着のなさは余裕につながり、余裕は魅力につながります。
「私を好きになるのも、嫌いになるのも自由」と、相手の意志を尊重できれば、愛され続けます。なぜなら、あなたが空気のように軽やかで、彼は自由でいられるからです。 そして、自分にもたれかかってこないからこそ、いつまでも、あなたがどこかに行ってしまいそうな気がするのです。 彼に期待していない女性は、あっさりしていて、余裕があって、男性からしたらめったにいない女性で、ミステリアスな存在です。 そして、男性は、そんな「特別な女性」に振り回されてみたいと思ってしまうのです。
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