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小さな男の子に積み木を渡して「これで家を作ってみて」というと、面白いことにほとんどの子が競い合ってはほかの子よりも高い家を作ろうとします。 これは男の脳が女の脳より闘争心が強いようにできているからです。
これは、繁殖のメカニズムにより生まれながらにほかの雄と競い合う性質を持っていることからくる行動です。このようなことは人間に限らず、サルにも見られます。サルは群れで行動する動物で、そこにいる雄たちにはとても厳しい序列があります。 食べ物、寝る場所、雌といった重要なものは、上位の雄に優先権があるのです。 もちろん、この序列は当事者同士の争いによって作り上げられます。 にらみ合いでも勝負がつかなかったら、激しい一騎打ちをして上下関係を決めることになります。
それでは、話を戻して、積み木を女の子に渡したらどうなるのでしょうか? これまた面白いことに、ほとんどの女の子が横方向に広い家を作り、その中に誰がいるのかを想像する遊びを始めるようです。 男の子に比べ、常に平和的です。 女性の脳は競い合うよりも、集団を意識する傾向があるため、こうした差が生まれるのです。 大人の女性が普段何気なくしている話の内容を振り返って見ますと、この特性はよくわかります。 恋人のことや職場の人間関係のことなど、話題は身の回りの人にまつわることが多いのではないでしょうか。 これは女性が過去数百万年にわたり、集団を重視し支え合ってきたことから養われた特性です。 競い合う男性と協力し合う女性。 それぞれの特性がプラスに働いてきたからこそ、人類は繁栄できたといえるでしょう。
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