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学校でのサークルや会社という組織の中にいると、周囲の者が賛成しているから、あまり乗り気ではなかったのについつい賛成してしまったとか、あるいは、初めは反対意見だったのに、周囲に賛成意見の人が多くなると、だんだんと賛成意見のほうが正しいように思えてきて、意見を変えてしまったという経験はありませんか。 ⇒生年月日から鑑定して作るパワーストーン ブレスレット【IWISH】
このような、周囲の雰囲気に自分を合わせ、思わず同じ事をしてしまう行為を、「同調行動」と呼んでいます。 これは心理学者アッシュが提唱したもので、現実生活にいろいろと応用がききます。 自分の企画提案を有利に進めたり、あるいは社内での親睦旅行の行き先を決めるとき、意見がいろいろと分かれてしまったときなど、自分の意見に賛同するようなサクラを何人か依頼しておけば、作戦は成功するでしょう。 この同調には、三つのタイプがあるようです。
相手の意見や考え方を十分に聞いた上で同調します。自分の価値観に照らし合わせて判断し、相手の意見を取り入れるので、いったん同調したら簡単には意見を変えません。 もっとも同調は誠意をもって、対話にじっくり時間をかけた説得から生まれるもので、手間を惜しんでいては心からの賛同は得られないのです。
有名な歌手や俳優にあこがれて、その人たちの着ているファッションや化粧の仕方、あるいは言動まで真似する人がいますね。これはあこがれている人と仲間意識を持って親密さをアピールしたいという気持ちの表れです。 あまりのめり込みすぎて無批判になると、へんな方向に走ってしまう危険性はありますが、相手に魅力を感じなくなると、自然とこの同調は消滅します。
複数の人間が相互作用し合う社会的環境では、誰もが多かれ少なかれ、他人と自分の意見を無難に調整するために「表面的同調」を行っていますが、その深層心理としては、社会的利益を得るための道具として同調を使っているのです。 会社の会議などでは上司の意見に賛同するシーンが多く見受けられますが、その心の奥底には、ここで喧嘩するよりも賛同しているほうが、自分の評価に良い影響があるという下心から同調しているものです。もし、そういう期待が無いのなら、同調する必要性も無いはずです。
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