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確かに同級生や同輩同士の人間関係であれば、一理あるかもしれません。男性同士の友人であれば、仲間意識や連帯感が生まれて、お互いに気兼ねをしない関係というものが築きやすいでしょう。 また、女性同士の友人関係では、ときに協調性や社交性を大切にするあまり、「なんでもかんでも横並びがいい」「友だち同士の和を乱すことは禁止」といった圧力が生まれることがあります。
しかし、男性同士の友人関係であっても、先輩と後輩、古参と新人のような、上下関係の序列が入り込むとどうなるでしょう。 「さっぱりしている」とは言い切れない堅苦しさが生まれる場合があります。 とくに「体育会系」のノリの男性にとって、上下関係は絶対的なものです。目上の人を必ず立てなければいけませんし、肩書きが上の人には従わなくてはなりません。 ところで。上下関係や肩書きといった要素は、男性にとって悪い面だけではありません。「尊敬できるリーダーのために頑張る」「先輩として後輩のために頑張る」というように、モチベーションを引き出す源にもなるし、人によっては上を立てることで、自分自身も安心感を得られます。
一方、女性は縦のつながりをそれほど重要視していません。 もちろん女性同士でも先輩や上司は立てますし、広い世代が集まる場合は、いわゆる「お局様」のようなポジションの人が現れることはあります。しかし、男性ほど強い上下関係の縛りはないものです。 女性の場合はむしろ、横のつながりが大切です。 「お互いに支え合い、一緒になってものごとを解決したり、立ち向かったりする」ということをスムーズにしやすいのも、女性同士の友人関係の特徴なのです。 団結力を発揮した女性は、非常に強いパワーを持った集団になります。ソフトボールやサッカーなど、世界で通用しているスポーツの女子チームは、女性同士の団結力が発揮された一例と言えるでしょう。
★ 男性から女性へ話すときは、「みんなで一緒にやろう」と言いましょう。 女性は横並びになって団結することを好みます。自分もその一員として頑張るでしょう。 ★ 女性から男性へ話すときは、「○○の責任者はあなたが適任だと思うよ」と言いましょう。 男性は何かの立場や役割を明確に与えられることで、やる気を出すものです。
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