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人には「他者から評価されたい」という欲求があります。 この欲求を満たすための基本となる手段は、他者との会話です。しかし、男性と女性では「誰から認めて欲しいのか」が異なります。
男性は広く尊敬を集めたいため、他人からの評価を求めます。女性は身近な安心や安全を重視しているため、身内からの共感や情報交換を求めているのです。 また、女性は会話によって共感を得たり、情報を交換したりするだけでなく、脳にかかるストレスを軽減しています。その効果はとくに、親しい相手や身内などと会話をすることで発揮されます。そのため、女性は自分の知っている相手と会話するとき、饒舌になるケースが多いようです。 男性のほうはというと、身内の会話よりも、公の場での会話のほうが饒舌になりがちです。それは、自分以外の誰かに自分の力を認めて欲しい、評価されたいという欲求と密接にリンクしているからです。 つまり、男性は他人との、女性は身内との会話を好む傾向にあるということです。これは、男性が外へ狩猟に行き、女性は集落を守っていたという、人間の本能的な部分が現れているのでしょう。
男性の多くは、親しい女性の話にあまり本腰を入れて耳を傾けていないような気がしませんか。それは女性にとって大きなストレスになりかねません。友人や恋人、妻や娘が話しかけてきたときは、ぜひ「どうしたの?」と、返してください。 女性はどこかの他人よりも、身内と共感し合ったり、話をしたいと考えているのです。そのため、身内へのおしゃべりが長くなりがちなのは、仕方がないことだと思ってください。それだけで、女性の脳にはいい影響があるのです。 ところで、女性ばかりがおしゃべりだといわれていますが、男性も場合によっては非常によくしゃべることがあります。 男性の「尊敬されたい」という欲求は大勢を前にしてしゃべる席で、一気に加速します。人前で演説をぶつのは、男性にとって大きな快感をともなう行為だからです。 学校の先生や会社社長などで話が長くなりがちな人は、大勢の前でしゃべることで「尊敬」への欲求を満たしているのです。
★ 男性から女性へ話すときは、「わかる、そうだよね。そのときどう思ったの?」と言うといいでしょう。 女性に対しては「相手に共感すること」を第一に考えることです。 ★ 女性から男性へ話すときは、「すごい、さすが、こんなの初めて」と言うといいでしょう。 男性に対しては「相手を尊敬すること」を第一に感がることです。
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