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男性は上下関係を重視し、女性はそれよりも横のつながりを重視しているため、男性の上下関係はときに強いモチベーションを生み、女性の横のつながりは強い団結力を生むものですが、場合によってはこれらが強い「しがらみ」になってしまうこともあります。
たとえば大事な話し合いのとき、男性は上下関係を気にし過ぎて、発言をためらってしまうことがあります。 自分が下の場合は「先輩の意見には反対できない・・」というふうに、そして自分が上の立場の場合でも、「うかつなことを言うとリーダーとしての立場が・・・」というような具合です。 もしかすると、そのとき飲み込んでしまった言葉を実際に提案していたら、いい結果になっているかもしれないのです。場の空気を維持するのもいいでしょうが、ときには勇気を出してもいいのではないでしょうか。
場の空気を維持する、という考え方でいえば、男性よりも女性のほうが顕著な側面もあります。 女性は団結や集団の和を非常に大切にするあまり、一度まとまりかけている状況で、反論する空気を許さないこともあります。 「ここで変なことを言ったら、空気が読めないと思われる」と考えると、たとえその場にいる全員が損をするような提案でも、そのまま通してしまいかねません。 協調性を何よりも重んじる女性同士の集まりでは、一度「和を乱す人」だと思われてしまうと、取り返しがつかないのではないかという心配をすることもあるでしょう。こればかりはなかなか難しいかもしれませんが、対策がないこともありません。 最初にひとつ提案があがったとき、すぐさま別の案を提案すること、でしょうか。「これだ!」と流れが確定してしまう前に、とにかくアイデアを出すことです。
男性同士、女性同士の話し合いで起こる問題の数々は、男女混合で話し合いをすればいくらか解消できるでしょう。 男性の多くは何ゆえか、たとえ同僚や同輩という枠組みの中でも、同性と女性を区別します。同性から言われてカチンとくることも、女性から同じ事を言われると「なるほど」と受け入れる人が多いのです。 また、女性だけで決まりかけた事柄に、男性が別案を出した場合も、ちょっとの反発はあるかもしれませんが、女性から女性への意見よりは通りやすいものです。
★ 男性の場合・・ときおり反対意見を出すようにする 和を乱したくない女性は反対意見を出すのをためらう傾向があるので、男性が補うといいでしょう。 ★ 女性の場合・・「○○さんはどう考えますか?」と話を振る 男性同士の上下関係のしがらみで話し合いが膠着状態になったら、女性が話を振るといいでしょう。
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