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「もう、男ってどうしてこんなに鈍いの?」なんて、男性に対して思っている女性は多いのではないでしょうか。 そして男性のほうにも、「言ってくれなきゃ、わからないよ!」というように、女性に対して不満を持っている人がいるはずです。これもまた、男女で脳の使われ方が違うからなのです。
古代の社会では男性が狩猟をし、女性は集落で留守を守っていたため、集落で共同生活を行う女性たちは、ケガや病気など、一緒に生活する仲間の小さな変化にも敏感でなければなりません。そのため、他人の状態を察する能力が鋭敏に進化したのです。 女性同士の場合は、お互いに察し合うことでスムーズにコミュニケーションができますが、男性は察する能力がそこまで敏感ではないのです。 この場合、男性が鈍いというよりも、女性の感覚がとても優れているといったほうが適切かもしれません。
男性の脳の使い方も、女性とは別の進化をしています。 獲物を獲るため作戦を立て、論理的な思考をする力に特化しているのです。だから、直観力では女性に負けるかもしれませんが、ものごとを突き詰めて考える能力は男性が秀でているといえるでしょう。 女性のほうからすると、わざわざ細かい説明をする男性のことを「くどい!よくわからない!」と思うかもしれませんが、男性にとってはそのくどい説明こそが大事なのです。懇切丁寧に説明することが、優しさだと考えています。(古代の狩りでは、狩りの方法の説明不足で獲物に襲わり死ぬ可能性もあるのですから) 女性に対してあれこれ言葉を尽くすよりも、態度で示したほうが好感を与えられるということです。 女性は察しがいいので、いろいろなことを直感的に理解できます。しかし、他人に具体的な状況を説明するのは得意ではありません。反対に、男性は察しが悪くても、論理的に説明するのが得意なのです。 男女の脳がそれぞれ持つ、得意不得意を把握しましょう。 もちろん、人の能力には個人差があるため、察しのいい男性や論理的な説明が得意な女性もいます。あくまでも、基本的な傾向として考えておくのがいいでしょう。
★ 男性は「ふぅ〜ん」と、いい加減に女性の話を聞くのはタブーです。 他人の仕草に敏感な女性は、自分がないがしろにされていると感じてしまいます。 ★ 女性は「そういえば、あのとき○○でさ〜」と、同じ話を繰り返すのはタブーです。 同じ話(とくに愚痴)を延々とすると、論理的思考の男性をうんざりさせてしまいます。
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