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男性と女性では、同じ風景を見ていても、同じように見えてはいないのかもしれません。男女の空間認識能力には違いがあります。 男性は遠くにあるものを見ることに優れており、女性は自分の近くにあるものをしっかり見られるということです。
これには左脳と右脳の連携能力の違いが関係しているようです。 男性と女性では脳梁の太さに差があり、左右の能の連携能力に違いが出ます。 物体を立体的に見たり、おおよその距離を測ったりするときは、左右の脳が連携を行っています。このとき、右目から入った情報は左脳、左目から入った情報は右脳を使って処理しています。
男性は左右の脳の連携能力が低い分、左右の目で見た映像の差異が際立つので、奥行きをはっきり認識しやすいのです。 歩き始めたばかりの子どもを比べてみると、女児よりも男児のほうが歩き回って手がかかるという話を聞きますが、これも男性の脳は距離感をつかむのが得意だからです。 男児は遊びながら、自分の空間認識能力を確かめているのです。「男性のほうが地図をちゃんと読める」というのも、空間認識能力のおかげです。
女性の脳は男性と比べると、左右の脳が密接につながっています。そのため、空間認識能力は男性ほどではなく、地図を読んだり、車を運転したりするのは不得手なことが多いようです。 しかしその分、目に入った情報をすばやく認識し、処理することができます。 男性には気づけない小さなものごとを発見する能力に優れているのです。 一方、男性は地図を見たり、遠くのものを認識するのは得意ですが、「灯台下暗し」とでもいうのか、足元が留守になってしまうのです。目の前にあるものが見つからなくて、あちこちを探してしまうということが多いのです。 男性の脳とは違いがあることを、必要以上に気にする人がいるかもしれませんが、それは無用の心配です。 練習や慣れによって、苦手なことはいくらでもカバーできるでしょう。
★ 男性から女性へ話すときは、「オレがここまで案内するから、きみはお土産を選んでくれる?」と言ってあげましょう。 男性は地図を見て道案内をし、細かいことに気がつく彼女にはお土産選びをまかせましょう。 ★ 女性から男性へ話すときは、「はぐれたら不安だから、手をつないでもいい?」とそっと言ってあげましょう。 場所の把握が苦手なら、彼に頼ればOK。男性は頼られていると思い、ぐっとくるはずです。
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