|
男性と女性を見比べてみると、まるで正反対のように思えることをよくしています。でも、それらは男女それぞれにとって必要なことなのです。 男性の行動をよく観察していると、ときどき何もせずに「ぼーっ」としていることがあります。そんな男性に対して、女性が「何を考えているの?」なんて聞くと、たいていの場合「何も考えてないよ」というような言葉が返ってきます。
「本当かなあ?」と疑ってしまう女性もいるそうですが、この間、男性はとくに何かを企んでいたり、やましいことを考えているというわけではありません。本当に何も考えていないのです。 といっても、これは決して無駄な時間ではありません。女性は「ぼーとしていないで、何か手伝ってよ!」なんて言いたくなるかもしれませんが、男性の脳にとって必要な時間なのです。 このとき、男性は左脳の動きを少し休ませて、右脳の空間認識能力を中心に働かせています。今いる場所の広さや構造を分析したり、やるべきことを整理したりなどさまざまなことをしているのです。 このタイミングで話しかけられても、男性は何も判断できません。それに、大事な時間を邪魔することにもなってしまいます。ぼーっとしている男性を見かけたら、そっとしておいてあげましょう。
一方、女性は男性からすると、おしゃべりに映ってしまうことが多いようです。 確かに、一般的に女性のほうが男性よりも言葉を発する傾向にありますが、これも男性がぼーっとするのと同様に、女性の脳のために必要なのです。 よく男児よりも女児のほうが言葉を覚えるのが早いといわれますが、実際ら女性は男性と比べて言語に関する能力が高めになっています。一説によりますと、女性は一日に2万語ほどの言葉が脳内に思い浮かび、そのうち6000語は話さないと、ストレスを感じてしまうといわれています。 また、男性が黙ることで空間を認識するのと同様に、女性は自分の考えをまとめたり、女性同士で情報を共有するためにもおしゃべりします。 脳を正しく、ストレスなく働かせるためには、とにかく話さなければいけないのです。男性もたまには女性のおしゃべりにつき合ってあげてください。
★ 男性から女性へ話すときは、「どうしたの?話を聞かせてよ」と言ってあげましょう。 ストレスがたまっている女性の話を聞いてあげるだけで、女性は男性に包容力を感じます。 ★ 女性から男性へ話すときは、「無理しないでね」とそっと言ってあげましょう。 男性にはひとりぼーっとしている時間が必要です。世話を焼きすぎず、優しい声をかければOK。
|
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||
Copyright (C)2015. 男性心理・女性心理. All rights reserved. |