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素直とは、文字どおりとらえると、考え方が屈折して歪んでおらず、人の言うことを聞く、柔順であるということです。 男性が相手の女性に自分の子供を間違いなく産んでもらうためには、柔順であるということがもっとも重要で、だからこそ男性は、柔順であればその女性の性格が良いと感じるようにできているのです。 逆に言うと、素直さを見せていれば、本来はどうあれ、男性は女性の性格が良いと感じる傾向があるのです。 ここでは、男性の言う「素直」には、どんな心理が潜んでいるのかを検証してみましょう。
「素直」とは、内面(柔順さ)をほめた言葉であり、外面(ルックス)を含めた総合的なことをほめた言葉ではないことが分かります。 女性の直感は鋭く、男のウソをすぐに見破ってしまうので、男性は安心して浮気などできませんが、素直な女性なら、扱いやすく、男にとっては都合がいいのです。 このように説明すると、女性としては、この「素直」という言葉に何か違和感があり、男女の関係が対等ではないのではないかと思うことでしょう。
そのとおりで、もともと素直という言葉は目上の者が下の人間にしか使わない言葉だからです。たとえば、新入社員が課長に向かって「素直な人ですね」などと言えば、即クビでしょう。ですが、課長がその社員に「なかなか素直なところがあるな」などと言えば、悪い感情は抱かないし、一種のほめ言葉になっているのです。 これからも分かるように、素直という言葉は実際に優劣関係をはっきり示し、これを使う者は使われる者に対して支配的な立場にいるということです。 男が上か女性が下かは別として、男性に「素直」という言葉を言わせることができたら、あなたは性格的に合格点をもらったことになります。 たしかに目上の者が目下の者に使う言葉ではありますが、好意がなければこのような言葉は言いません。ですから、立場はどうあれ、「素直である」と思わせておけばいいのです。自分のほうが下であるかのように振る舞っておけばいいだけです。
男性の前で、「あなたの言うことに従います。私はあなたのモノです」という態度を示すことによって服従を表し、男性の征服欲を満たしてあげると、本来のあなたよりもさらにモテモテになることは間違いありません。 このような服従の姿勢は、男性よりも劣位にある女性だけが取っている戦略ではなく、人も羨むような美貌を持っている女性だって、多くは男性の前で、自分は素直であるかのような仕草をします。これは男女差別でも、男尊女卑の観念でもなく、女性が取る自然なポーズなのです。 そういうように、女性のDNAに埋め込まれているのです。 「柔よく剛を制す」という言葉があるように、女性は男性に柔順に従うことで、男を必死になってあなたと子供のために必死に働いて守ってやろうという気持ちが強まるのです。それは理屈ではないのです。
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