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男性があなたに「君といると落ち着くよ」とか「一緒にいるだけで癒されるよ」と言った場合は、かなり好意的な言葉であると思っていいでしょう。言われた女性は喜ぶ人が多いはずです。 しかし、これも二人の置かれた状況によっては、一概に喜んでばかりいられません。 この言葉には、カップルの優劣関係により二通りの意味があります。 つまり、女性のほうが主導権を握っている場合と彼が主導権を握っている場合とで、意味がかなり違ってきます。
彼のほうがあなたに惚れている状況で、彼はあなたに接すると恋の媚薬であるPEAを盛んに分泌させていることでしょう。ですから、君といると落ち着くとは言うものの、実は脳内は落ち着くどころか大興奮状態なのです。 なぜなら、恋をしてトキメク状態とは、不安や緊張が必ず存在しますが、逆に言うと、トキメキとは不安や緊張が生み出しているのです。目の前の異性を欲しいと思い、しかしその異性が誰かに取られてしまう不安、そしてその異性の前で、自分をよく見せたいという緊張がトキメキを作っているのです。
ではなぜ、そのような言葉を発するのかと言えば、早く親密にならなければ誰かに奪われるかもしれないという彼女が、自分のそばにいるときは誰にも奪われないので一番安心できるからです。 彼女のほうが自分よりもモテる存在の場合、「ボクから離れないでおくれよ」という意味になるのです。 つき合いはじめた頃にこういわれたら、素直に喜びましょう。
女性のほうが彼にベタ惚れで、彼を追いかけている恋愛のとき、つまり、彼のほうが恋愛の主導権を握っている場合に、この言葉を言われたら少し複雑です。
これは本当に落ち着いているという意味ですので、彼はあなたといるときに不安や緊張を感じていないことが分かります。つまり、トキメキの脳内ホルモンPEAが出ていないのです。 完全に安心しきっていて、女性のほうが他の男性とは浮気なんかできないとタカをくくっていることが予想できます。ですから、実際は彼の脳内ではこの恋愛はトキメクほどの新鮮さがなく、倦怠期を迎えているということです。
ただし、そうは言っても「君といると落ち着くよ」という言葉は、そのような倦怠気分をカムフラージュするむしろ詭弁のような言葉であり、あなたへのサービスと言えます。 「君といてもときめかない」と言うよりも、「君といると落ち着くよ」と言ったほうがどれほど相手に好印象を与えることでしょう。 相手への思いやりが溢れた言葉です。
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