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いまの女性は、男性上司からいわれたからといって、それを鵜呑みにするほど、お人好しではありません。それは仲間うちに優秀な女性社員が何人もいるため、その意見の情報が、すぐ伝わってくるからです。 「あの命令はおかしいよ」 「あまり出世株じゃないね」 と、たちまち評価されてしまいます。 これは職場内のことですが、恋愛の場でも、男たちは彼女にバカにされたくないため、 「ね、そう思わない?」 「きみもそう思うだろ。そう思わない?」 と、一言いっては同意を求めます。幼稚だと思われないためです。
実際、言語能力は女性のほうが上で、会話で女性を感心させるのは、容易ではありません。語彙(言葉の数)は男性のほうが豊富にしても、それがとっさに出てきません。 男性の言語能力はおしゃべりではなく、書くほうにすぐれているからです。さらに会話というものは、言葉だけでできているものではなく、いわゆる周辺言語というものも、必要になるのです。 顔のふり方、目の配り方、手の活用の仕方、間の取り方などですが、それらも会話やセミナーを盛り上げる、重要な要素です。
もともと男女の性差を営業成績で調べると、トップとビリに男がいて、中間層は女性で固められています。 これを会話で考えても、たしかにダントツでうまいのは男です。演説の神様も男の政治家ですし、講演・セミナーでもコンサルタントが絶妙で、聴衆を魅了します。 さらに落語家、お笑いにも、男たちが目白押しです。しかしこれらは、勉強のできるトップ層のようなもので、一般の男性は女性にやり込められて、口答えもできない人たちです。 このことを女性は、しっかり見抜かなければなりません。会話も満足にできない男とバカにしていると、思いがけず出世街道を走ることになるからです。
「バカにされたくない」と思う男は、話もできないうえに、頭も悪いのです。ここを間違えたら大損です。 わざと態度をでかくしたり、声を大きくする、命令調にする、女性をバカにしたような口をきく、こういう男たちは、恋人に選んでいけません。 しかし、ボソボソでも理屈に合っている、話は下手だけれど、相手の言い分をよく聞く、ポイントになるところは繰り返す、さらには、数字を挙げて説明するといった男性であれば、たとえ、女性たちから不評であっても、恋人にする価値はあります。 女性にバカにされたくない男は、結婚したら暴力をふるうタイプであり、酒を飲むと、態度が変わりやすいものです。ここにしっかり目をつければ、将来の不幸は防げるものです。
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