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たとえば婚活パーティの席上だとしても、男は結婚したい女性を探しているのではなく、ベッドインできそうな女性を探しに来ていると思うことです。 そのくらい用心しないと、未婚の間の男と女の関係は、女性のほうが不利です。 もし本気で気に入ったのなら、他の男に取られないように、全面的にその女性を囲むはずです。たとえば、お茶代でも食事代でも、男性が全部出すことでしょう。そうしなければ、ケチと思われて、よその男のほうへ行ってしまうのですから。
ところがそれを、ワリカンにする男がいるとしたら、口ではいいことを言っていても、実際はそれほどではないのです。 ワリカンは、男と女が五分五分でつき合うときのルールです。このことを、しっかり知っておくべきです。 だから同じ大学の学生同士であれば、飲みに行ってもワリカンでしょう。また合コンや婚活パーティのあとでも、互いに気が合ったのなら、これもワリカンでしょう。 ワリカンは愛や好意のバランスを見るのに、非常に重要な役割を果たしているのです。
かりに一方的に女性のほうが燃え上がるそぶりを見せたら、彼はワリカンどころか、女性に全部払わせるでしょう。 金だけではありません。下手をすると、女性の部屋に居ついて、いつの間にか同棲ということになるかもしれません。 女性の場合は、かりに両親と同居していたら、自分の収入のほとんどを、おつき合い関連に使うことができます。それこそシーズン毎の着るものから、エステ、化粧品、男性とのワリカン飲食費まで、自分の財布から出させるのです。 ところが男は、そうはいきません。ふつうであれば、両親の許を離れているでしょうし、仕事の勉強費から、仲間同士の飲み代まで支払うとなると、デート代は、できれば女性に出させたいのです。 だから、それほどズルい男でなくても、安上がりで済ませたいと思うのが、ふつうなのです。
問題は、本気で彼が結婚したいと思っているか、です。たとえば、30代で結婚したいと考えている彼だとしたら、20代の半ばで結婚するわけがありません。 ところが女性は、常に「愛」を最優先させます。 「私を愛している」 「愛しているさ」 こういう仲であれば、結婚してくれるもの、と錯覚しがちです。ところが男は、愛を優先するわけではありません。 仕事やほかの理由を優先することは、いくらでもあるのです。その理由が、あなたにとっても「正しい」と思えるものならいいのですが、そうでないこともあります。 このときの彼の本音を探らないと、自分の運命が悪くなるかもしれません。
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