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女性が、「どういう男性を選んだらいいのか」ということで参考にするとすれば、男性が自分で行う「自己評価」ではないでしょうか。 なぜなら、男性というのは、会話をする中で、嘘をつけないため、本当のことを言っている可能性があるからです。
あなたの知り合った男性が初対面のときに言ったときセリフが、後で振り返ってみると、けっこう当たっていたことはありませんか。 たとえば、「マヌケだ」と言っていた人が、賢くても案外ヌケていたり、「冷たい」と言っていた男性が、親しくなると本当に冷たかったり、お金がないという言う人が派手な生活の裏で借金を背負っていたり・・・。 男性の言うセリフには、どこか真実が含まれているものです。 それは、男性が、女性よりも嘘をつけないからでしょう。 たとえば、女性の彼氏が別の女性と飲みに行き、「彼女に電話する」という約束を破ったときです。 「どうして電話してこなかったの?」 と聞く彼女に対する答えの中で、一番多いのがこれでしょう。 「仲間と飲みに行っていて、電話するヒマがなかったんだ」 この場合、「仲間」というのは、別の女性だったりするケースがあるのですが、「誰かと飲みに行った」のは本当です。つまり彼のセリフには、事実が含まれているのです。
それに対して、女性の場合には、同様のことを聞かれたときに、事実そのものを創作します。たとえば、今のことと同じ内容を彼氏に聞かれたときに女性は、 「ごめん。エステに行っていたの」とか、「ちょっと具合が悪くて」などと飲みに出かけた痕跡を残さない言い訳を作れます。 つまり、なんらかの事情で嘘をつくときに、女性は嘘そのものを創作することができますが、男性はそうではありません。創作せずに、事実の一部をスライドさせて言うのです。 必ずしも、そういう嘘を言ってしまうかどうかはわかりませんが、男女の違いについては、そういう傾向があることだけは確かでしょう。それを意識して男性を見る目を養うことです。
それでは、ここでは男性の自己評価が正しいと仮定すれば、どのような男性の言葉を主に見ておくべきなのでしょうか。 まず「悪い男だ」「ひどい人間だ」などと言う男性は、当然、論外です。 こういうことを言われても女性は、 「またまた〜」とか、 「そんなことはないでしょう」 と言って、ワルっぽい男性にぽーっとなってしまうことも多いのですが、そういうことを言う人は、たいてい本当にひどいはずです。 女性はなんでもいいように解釈したいと思っているので、そんなことを言われても、勝手に「そんなことはないはずよ」「私にだけはそんなことはしないはず」と夢を見たいものですが、男性がそういうことを言う場合には、謙遜しているのでもなんでもなく、女性に対してひどいことをした過去の事実がそう言わせているのです。 そして、それを反省した人ならば、「だから・・・しようと思う」といった前向きな発言が加わりますが、それだけで終わる人は反省すらしていません。 たとえば、一度離婚して、自分を変えたいとまじめに思ったバツイチ男性なら、「こうだったから、今度はこうしたい」とあなたに対して言うでしょう。 ですが、そういうフォロー発言がない人を勝手にいいように誤解してしまうと、あなたが痛い目にあうだけです。 「彼が言っていたのは正しかったのね」と後になって、痛感するはずです。
続いて注意すべき男性は、自分を「モテない」と言う人です。 一般的にモテる男性は、情が深くて、女性にマメであることが多いのですが、「モテない」と自称する男性は逆で、女性に対して情が浅かったり、マメでないからモテないのに、モテる男性に対しては、「あいつはマメだから」などと言って嫉妬をするのです。 こういう男性の実態は、女性に対して情が浅いことは、なんとも思わず、自分はマメではないが、「人間としては、まじめだ」などと主張しているのです。 女性にとって大切なのは、自分との関係において「優しいかどうか」であって、たとえ人間的に優れた点があっても、付き合いたくはないでしょう。 ですから、自分は「モテない」という男性は、たとえ付き合っても、最終的には、「だからこの人、モテなかったんだ」と納得できるでしょうが、できれば納得できないうちに、別れたほうがよさそうです。
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