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社会人として生活していると、仕事上のマナーが身についてしまい、あらゆる場面でテキパキとした女性になってしまうものです。 仕事上のマナーというのは、「お礼は自ら迅速にする」「報告をマメにして状況を知らせる」「その場にいる人全員に気を配る」「わがままは言わない」などなどです。 そしてまじめな人ほど、これらのことを忠実に守り、誠実な人という評価を職場で得ているのではないでしょうか。
しかし、大変やっかいなことに、これらは女性としての「モテ」とは、実は真逆のマナーなのです。仕事上で評価される動きと、女性としてのモテるための動きとは、本当に逆の場合が多いのです。
とくに恋の初期段階においては、モテるためには「自らの状況をマメに知らせる」などもってのほかですし、「全員に気を配る」と、単なる気配り上手と思われるだけでマイナスです。 「わがまま」も、ときには恋のエッセンスになるのに、封じてばかりいては堅物と思われます。だから、仕事のできる女性はモテないと言われているのです。 こうした事実に対して、中には、 「頑張っているのに、モテないとはひどい!」 と思う人もいるかもしれませんが、考えようによっては、これは、 「仕事ができない(要領が悪い)人にも『モテ』のチャンスはある」ということで、「モテ」においては、すべての女性が平等であるということです。 だからこそ、女性は「恋のルール」を知っているかどうかで差が出るのです。 これに対して、男性の場合は、マメな人がやっぱりモテるので、「仕事ができる」=「モテる人」につながりやすいため、才能がある人や仕事のできる人の一部に、モテる人が集中してしまうので、不平等が生じます。 いずれにしても、女性はそうした事実を踏まえて、戦略を練る必要があります。 とくに仕事のできる人や頑張り屋さんほど、意識改革が必要です。モテるためには、仕事をするときのような「合理的に考える」習慣を忘れ、少しぐらいいい加減な脳に切り替える覚悟が必要となります。
具体的にみてみましょう。 合コンで女性幹事をしていたAさんは、清算のときに男性幹事から、 「女性の分は、後日まとめとってね」などと軽く言われました。 男性幹事は酔っていたので、計算が面倒になったのでしょう。 モテる女性なら、これはおごってもらえるかもしれないし、「ラッキー、良かった!」と思うでしょうし、あるいは、また男性幹事とお金の打ち合わせで、また会えるかもしれないと考えることでしょう。 ですが、仕事をきちんとやる習慣がついている女性幹事のAさんは、 「後日なんて、いつになるか分からないから、私が計算してあげるわ」と言ってきっちり割って支払ったのです。 これは恋を求めている女性としては、ちょっとまずいです。
@ まずい点のひとつが、2回目に会うチャンスを自らつぶしてしまったことです。そもそも合コンでは、「幹事役同士がくっつく率が一番高い」と言われるほどに幹事は有利なのです。 しかもAさんは男性幹事のことが嫌いでもなかったのです。合理性を追求するあまり、彼と親密になれるチャンスを自らつぶしてしまったようです。 A 次にまずい点は、男性幹事の提案を却下したことです。 彼女のした提案は、一見、親切なように見えますが、人の意見を否定したという意味においては、やっぱり不親切なのです。しかも客観的に見て、Aさんが言っているほうが正しく見えることも、男性の面子をつぶしてしまって、最悪です。 彼女としては特に他意はなく、彼の「意見」に反対しただけですが、男性としてはこのようなときになぜか「自分自身を否定された」ように感じてしまいます。しかも、「いつ支払うか」などということは、Aさんにとってはどうでもいいことでした。それなら、マイナスのイメージを男性幹事に抱かせただけです。 B 最後は、支払いを割り勘にしたことです。 女性は男性にお金を払ってもらってお礼を言うだけで感謝されるのに、それもダメにしてしまったことです。
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