|
好きな人ができると、女性はその男性になにかしてあげたくなるものです。 しかし、男女の関係においては、女性が男性になにか「してあげる」ことには、実は意味がありません。なぜなら、男性は自分が「してあげる」ことを評価しても、してもらったことに対しては評価をしないものです。
たとえば、好きな女性から男性が何かをもらったり、してもらったらすると、男性としては大変喜ぶでしょうが、どうでもいい女性から何かをもらっても評価をアップすることはありません。 「いい女性だなあ」と思うことがあっても、女性として好きになるわけではありません。 ですから、あなたから男性に対して、何かしようなどと思わないことです。
次に、男性に何かしてもらったときに、どうするかという対応です。 あなたは、誰か男性から何かしてもらったりしたときに、お返しをしないと思うでしょうが、実は、お返しには、たいした効果はありません。 なぜなら、「してもらったから」といって同様に「してあげる」という姿勢では、彼と同等の立場に立つことになるし、場合によっては、彼のしてくれたことを「帳消し(なかったこと)」にしてしまうからです。
それよりも、何かをしてもらったときに、あなたが考えなければならないのは、彼がしてくれた行為に対して、「感謝の気持ち抱く」ことで、最大限の表現でそれを彼に示すことなのです。そこに女性としての可愛さが加わっていたら、言うことはありません。 たとえば、会社勤めをした経験のある人なら、思い当たると思いますが、女性の中には男性の手助けを受けやすいタイプと、そうでない人がいます。前者のタイプは、男性が何かをしてくれたときに、同様のお返しをしようなどとこれっぽっちも考えていません。 してもらったときにお礼を言って、喜びを最大限に表すだけです。男性はそれが嬉しいのです。そして、彼女がまた同じように困っていたら、力を貸そうと思うものです。 つまり、「女性が困る」→「男性が力を貸す」→「女性が喜ぶ」→「また困ったときに力を貸す」という繰り返しが成り立っているのです。
それに対して、同じように、男性に何かをしてもらったときに、「借りを返そうとする」女性がいます。たとえば、仕事で何かをしてもらったら、同様のレベルの内容を彼に返そうとする人ですが、こういう女性は、一見礼儀正しいように見えますが、女性としては好かれません。 「もう、助けはいらないであろう」と男性から思われてしまって、彼らと疎遠になってしまうのです。 そして男性が「いいな」と思うのも、女性として好きになるのも、お返しなんてしない女性です。男性というのは、女性に何かをしてあげてそのことを喜ばれたいだけなのです。そして、喜ばれることで自分自身も嬉しいと感じるのです。 だからもし、男性に何かをしてもらって、お返しをしたいと、どうしても思うのなら、そのお返しは、彼にしてもらったことと同レベルのものであってはいけません。たとえば、「お茶を入れてあげる」とか、何かのお菓子を渡すとか、どことなく女性らしさを感じさせる可愛らしいイメージのものがいいでしょう。
このことを踏まえて、もう一度、あなたから彼に、何かをあげたり、してあげたりすることが、なぜ悪いのかを考えてみましょう。 これも男女の違いがあるのですが、女性は男性に何かをした場合には、どうしても見返りを求めます。ここに大きな誤解があるのです。 たとえば、プレゼントのお返しに女性はとても気を使いますが、男性はけっこう無頓着です。それは男性自身に「お返しをする」という発想がそもそもないからです。女性はそれを知らないから失礼な人だと感じるのです。
あなたが男性に何かをするのは、単なるあなたの勝手で、趣味のようなものなのに、何かをするとどうしても、あなたは「やってあげた」という気持ちになります。 自分で好きなことをしておきながら、「評価しろ」と言っているのですから、これほど乱暴な話はありません。女性によく見受けられるので、気をつけられたほうがいいでしょう。 お金の支払いもそうです。 男性に女性らしく扱われたいのなら、男性と同じ額を積極的に払おうとしないことです。そして少しでも、多く払ってもらったら、そのことに対して最大限の表現でお礼だけを言えばいいのです。 男性にとっては、お金をかけた女性ほど、価値がたかまっていくのです。
|
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||
Copyright (C)2015. 男性心理・女性心理. All rights reserved. |