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「A君はイケメンなんだけど、ちょっと背が低いかしら」 「B君は学歴もあって高収入だけとファッションセンスがない」 など、男性を選り好みしすぎて、なかなか彼ができないという女性、あなたの周囲にもいるはずです。
「贅沢を言うな!」と、怒り心頭な男性陣の気持ちはよくわかりますが、女性とはそういうものです。 男性は多くの女性と交配することで、たくさんの子どもを作り、自分の遺伝子を残すことができます。精子は人間の体の中で最小の細胞と言われていて、作るのにはそれほどエネルギーがかかりません。 それに対して卵子は、人間の体の中で最大の細胞です。卵子1個分の重さは、精子の17万5000個分に相当するようです。
当然、卵子を作るには、精子に比べて大きなエネルギーが必要となります。一度にたくさん作ることは不可能だし、多くの男性と性的関係を持ったところで、作れる子どもの数は限られています。 そこで女性は、数少ない貴重な卵子ができるだけ生き延びられるように作戦を練ります。
自分の子どもにより良い遺伝子を伝えられるように、優秀な男性を慎重に選ぶのです。 やろうと思えば何百人という子孫を残せる男性に対して、女性の場合は妊娠期間中に子育て期間中も合わせると、生涯で産める子どもの数には限界があります。 それでも帝政ロシア時代の農民の奥さんで、69人の子どもを産んだという女性も存在します。40年間の27回も妊娠し、双子を16回、三つ子を7回、四つ子を4回出産したというから驚きです。 男性の記録は17〜18世紀のモロッコ王ムーレイ・イスマイルの1042人(もっと多い可能性もある)。ロシア農民の奥さんも、さすがにかないません。 そう考えると、女性が男性を選り好みするのもやむを得ないといえるでしょう。
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