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「一目惚れ」のしやすさにも、男女差があります。 一目惚れという感情は、どちらかというと女性よりも男性に強く働くものなのです。
脳内には「扁桃体」という神経細胞があり、ここが「好き」という感情を作り出します。 自分にとって必要なものを見つけたとき、「好き」という感情を引き起こし、積極的にゲットするよう促す役目を担っているのですが、ポイントはその判断スピードです。 扁桃体は瞬時に判断を下すのです。 というのも、「好きか嫌いか」「必要か不要か」という判断力は、自然の中で生きるために必要な能力だからです。
生物にとってエサを見つけたらすぐに手に入れるということは、生命に関わる最優先事項ですが、その時に「それが自分にとって必要なのか」「食べても安全なのか」という判断を瞬時に下せなければ、厳しい生存競争を勝ち残ることは難しいです。 当然、エサにかかわらず、生殖パートナーを見つける時も、判断力は重要です。 生物のほとんどの種は、限られた繁殖期に慌しく相手を見つけては交配に及びます。 「どの子にしようかなあ」と目移りしていると、自分の遺伝子は残せません。
異性を見つけたら即求愛行動を取らなければ、ほかの雄に奪われてしまいます。そのため、求愛する立場である雄のほうが一目惚れしやすくできているということです。 そのせいなのか、男性の脳には、美しい顔を見たとき、無意識のうちに眼球を動かして追ってしまう性質もあります。美人を見ると、自分の意志とは関係なく目が動いてしまうのです。 相手のルックスをどれくらい重視するかを調査したアンケートでも「女性よりも男性のほうがルックス重視」という結果が出ています。 男性は基本的には女性を見た目で選ぶ生きものであり、だからこそ、一目惚れしやすいのです。
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