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かつて世界各国の文化圏の男女に「どのくらいの年齢差の相手が結婚相手として望ましいか」と質問したところ、すべての文化圏の女性が「年上男性が好ましい」と回答したといいます。 国によって、理想とする年齢差には違いがあったものの女性が年上男性を好む傾向は、万国共通のようです。
女性が年上を好む理由には、男性の年齢と経済力の関係性が関わっています。 近代社会では一般的に年齢とともに収入や資産が増える社会構造になっています。ということは、年上男性を選ぶと、より良い経済力が得られる可能性が高いということです。 さらに男性が若いうちは、将来どのような地位に到達するかはまったくの未知数ですが、年長の男性なら、将来性の見積もりも性格に算出することが可能でしょう。 「こんな甲斐性なしと一緒になるんじゃなかった」という失敗の可能性がグンと低くなります。 40歳前後の女性100人を対象に「夢はあるけど経済力はない20代の男性と経済力のある60代の男性とどちらを結婚相手に選ぶか」と聞いたところ、後者を選ぶ女性のほうが多かったそうです。
女性はパートナーの肉体的な魅力は二の次で、経済力を重視する傾向にあるようです。 そもそも昔から女性にとって「夫の経済力」は最重要ポイントでした。 自分と子どもの生存に必要な資源を確実に持っている男性をパートナーにした女性は、夫から充分な資源を供給され、多くの子どもを残したはずです。 逆に経済力のない男性を選んだ女性は、あまり子どもを残せなかったと考えられます。 「より経済力のある男性を選ぶ」という祖先のDNAが、子孫の脳にインプットされていった結果、今でも女性たちは経済力を期待できる年長男性に引かれてしまうのかもしれません。
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