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女性のなかには、実際に恋をしたくても相手がいないとか、トキメキを感じられる男性が周囲には見当たらないと嘆いている人がいますが、そういう女性のための特効薬があります。
それはあなたを女性として評価してくれる男性を「よく見なさい」ということです。見るというより、実際に付き合ってみることをおすすめします。 こんなことを言いますと、「妥協しろっていうの?」と勘違いする女性もいますが、そうではなく、自分の好みを自覚できない人が多いから、まずは付き合ってみて、よく自分の好みの実態を知ることです。 たとえば、「自分はこんな人が好み」だと誰もが軽く口にしますが、あなたの場合、そま根拠はなんですか? メディアの受け売りだったり、イメージで言っていたりすることはありませんか?
実際の好みというのは、人と付き合ってようやくわかってくる場合が多いのです。また、以前に付き合った人を基準に考えているだけの場合もけっこうあります。 たとえば、あなたが本当は、「なんでも一緒に考えてくれる」相手を求めていて、それが男性を好きになる際の重要ポイントだったとします。しかし、それを自覚していなければ、そういう目線で男性をチェックすることは決してできないでしょう。
もしかすると、前の彼がタバコを吸う人でそれがイヤだったという理由で、好きなタイプの条件に「タバコを吸わない人」などと言っているのかもしれません。つまり「自分の好みの条件」の中には、自分ですら認識できていないことが、かなりあるということです。 だから口で言っている好みなど、実際にはたいしてあてにならないものです。これは、関係を始める前に自ら設定した「妄想の好み」に縛られて、身動きが取れなくなっている人がいるからです。
とりあえず、自分を評価してくれる人と付き合ってみると、最終的に幸せな恋愛をつかめたという現実はいくらでもあります。 さらに、自分を好きと言ってくれる男性と付き合うのは、自分の「好みを知る」以外に、「好みを作り上げる」というメリットがあります。 ある経営者の方に、「自分のやりたいことは何ですか」と聞いたときに、次のように答えたそうです。 「自分は仕事を頼まれて、それに誠実に応えることに一生懸命になる中で、次は『こうしてはどうか』というアイディアが生まれて、それが今のやりたいことにつながっていった」とか。
恋もこれと同じではないでしょうか。 好きという感情は、相手に求められて関係を始める中からしか、生まれない場合が多いはずです。たとえば、意識していなかった男性と二人きりでご飯を食べに行ったり、話したりすると、その人が急に輝いて見え始めることがあるように。 だから、あなたが、めったに人を好きにならないのだとしたら、それは「好きになれる人と出会っていない」からではないでしょうか。あなたという人が単に「好きになられて初めて男性を好きになる」タイプなのかもしれません。 でしたら、そうしたあなたにとって、ひとつ関係を「始める」ことこそが、恋を育てる第一歩になるはずです。 まずは誰かと交流し、そのプロセスの中で自分が求めていることを探してみるのは、有効です。 「自分を見てくれる人に注目する」のは、妥協でも何でもありません。自分自身の感覚や感情を育てる恋の大切な課程なのです。
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