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女性誌ではダイエットやエステブームが続いています。痩せることが、それだけ女性の大問題になっているのでしょうが、おもしろいことに、女性の理想体型と男が望む理想体型では大きな差があります。 誰でも知っているように、女性の理想は男から見れば痩せすぎているのです。
なぜそうなってしまうのでしょう。答えは簡単、女性は洋服を着た姿を理想像にしたのに対し、男は裸で抱いたときのことを考えるからです。 この差はややもすると、男は女性に対し文化的な能力を見ないで、相変わらず性の道具として見ており、セクシーな女性を好むように誤解されますが、実際はそうではありません。 女性のように外見だけよくしてもしかたがないのでは、という冷めた一面があるのです。美しくなりたいというので顔を整形したり、なかには乳房の形をよくしたいので豊胸手術をした女性タレントなどもいましたが、それより生まれたままの肉体でよいのではないか、と男たちは思っているのです。
それが無理に痩せたり整形したりする肉体への嫌悪につながってくるように思えます。 もちろん、男は性的に攻撃的であるため、大切なモノも勃たなければなりません。それには最低の性的魅力が女性に備わっていなければならず、ベッドに横たわったまぐろで良いというわけにはいきません。 とはいえ、女性が目の色を変えてダイエットに飛びつかなくてはならないほど、男の欲望は痩せたスタイルに向かっているわけではないのです。 また、顔が美しいから性の欲望が高まるものではなく、男たちのなかには醜女のほうが気がラクだ、と考える者も大勢います。
とくに女性が外見やスタイルに重点を置くようになったのは、女性が家の外に出ている、あるいは働いている率が高くなったからです 昔は結婚すると女性は寝化粧といって、ベッドに入る前にはほんのり化粧をしたものです。また、このとき着る寝間着はすぐ脱げる浴衣風のものが一般的でした。いわば、このとき最高の魅力を出せばよかったわけで、なにもわざわざ痩せる必要はなかったのです。 ところが、いまは寝る前には化粧を全部落として、髪にはカールをして、明日に備えます。翌日、髪がクシャクシャになっていたり、顔がガサガサでは外出できません。こうしたことは小さいようですが、微妙に男と女性との間に溝を作ったのです。 つまり、恋人なり妻は誰のものか、という疑問です。自分は美人を望んでいないのに、女性は美しく魅力的でありたいとお金をつかっていく。女性にしてみれば、24時間、私は夫のものではないという思いがあるからでしょう。
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