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人間の利き腕は世界的に右が90〜95パーセントとされていて、左はごく少数だといわれています。 また、左利きは女性よりも男性に多く見られます。 実際に精神科医の前原勝夫氏が日本人を調査したところ、男と女では男に左利きが多かったようです。実はこうした利き腕についても、脳が大きな影響を与えているのです。
男性ホルモンのアンドロゲンが左脳の発達を抑えることで、男は右脳優位な脳の構造になっています。 そして、手足の運動神経は、ご存知のように、脊髄と脳をつなぐ延髄のあたりで左右が交差する構造になっているため、右手は左の、左手は右の大脳皮質からの命令で動かされています。 このため、右脳が発達している男性の脳の場合、左利きになる可能性が高くなります。 利き腕は遺伝的な要素もあるため、すべての男性が左利きになるわけではありませんが、脳の優位性が利き腕に関係していることは間違いないと言えるでしょう。 ちなみに、「天才」と呼ばれる人に左利きが多いのは、胎児の時に男性ホルモンの作用を過剰に受け、右脳の専門性が極度に高まった結果だと考えられています。
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