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デートで、絶叫マシーンに乗ったり、お化け屋敷に入ったりすると、悲鳴を上げるのはたいてい女性のほうです。 また、毛虫やゴキブリなどを見たとき、パニックになりやすいのも女性です。 男が怖いという感情を持たないわけではないけれど、やっぱり男と女を比較すれば女のほうが怖がりなのは間違いないでしょう。 恐怖症、不安神経症、パニック障害なども男性より女性のほうがなりやすいといわれています。
人間は不安や恐怖を感じると、脳内の「扁桃体」という情動をつかさどる細胞が活発に働きます。その結果、脳内にノルアドレナリンという神経伝達物質が分泌され、自律神経に影響を与え、心拍が上昇したり、発汗を促したりします。 ノルアドレナリンは闘争、もしくは逃避反応を生じさせるのが特徴です。 恐怖を感じたとき、それを恐れでとらえれば逃避反応となりますが、怒りでとらえれば闘争の働きをすることになります。 科学的な裏づけはまだはっきりしていないようですが、このような闘争系の作用は男性に優位に働いていると推測されています。 また、女性の脳は男性に比べて左右の脳をつないでいる脳梁が太く、要するに右脳と左脳の情報交換がスムーズにできます。 一方の男性の脳は右脳と左脳の大きさに違いがあるため、機能の専門化が進んでいます。 ある恐怖体験をしたとき、左右の脳があまり分業化されていない女性のほうが、脳梁の太さも手伝って脳全体に影響が出るのです。 近年の研究では、そのせいで同じ恐怖体験でも女性のほうがより強く恐怖を感じると考えられています。 実はこれ、人間に限らずチンパンジーなどの霊長類における研究でも同様に雌のほうが恐怖を感じやすく、臆病だという結果が報告されています。 女性といるときにゴキブリなどが現れたら、やっぱり男が対応しないといけないようです。
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