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世の女性の多くはブランド品が大好きです。 人間の男女の脳が数百万年の間の生活習慣によって形成されてきましたが、この「女性のブランド品好き」についても、実は大昔の習慣が関わっています。
ブランド品と石器時代なんて一見無関係に見えますが、人間の脳の進化を考えると、面白いことに関係は大いにあるのです。 大昔、狩猟に出かけた男たちは、仕留めた獲物を家族の待つ家に持ち帰った。 当然、女たちは獲物を抱えた男たちを熱く歓迎したことでしょう。 大きな獲物を持って帰る男は「便りになる男」として女性から高い評価を受けたはずです。
女に認めてもらうことの心地良さを感じた男たちは、さらなる努力で女たちを喜ばせていきます。そしてそれは、やがて男性が女性にプレゼントをするという行為に変化していったのです。 女性の立場から見ると、獲物=プレゼントをもらうことで自分は愛されていると実感できます。 最初は「もらう」という愛情表現に満足していたものの、それはだんだんと「モノ」に対する欲求へと姿を変えていきます。 女たちを変えてしまった犯人は、ドーパミンという精神伝達物質なのです。 この物質には欲求が満たされたり、周囲に認められたりしたときに快感を与える性質があります。
男にブランド品をもらった女性の脳は、それが愛されている証だと認識し、ドーパミンを放出します。その快感を知ってしまった脳は、さらなる快感欲しさにドーパミンをどんどん求め始めたのです。 より高価なブランド品をもらうことを「より愛されている」ことだと勘違いした脳は、貪欲にドーパミンを求め続けて・・・。 男たちのプレゼントは、いつの間にか女の脳をブランド品好きに変えてしまったようです。
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