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男は恋のはじまりから女性の肉体を狙っているのに対し、女性は抱かれるところまでしか考えないと言われています。 実際、テレビや雑誌のアンケート調査を見ても、男に対しては「寝たい女性タレント」をズバリ聞きますが、女性に対しては「抱かれたい男性タレント」、ソフトに聞いていることでもわかります。
もちろん、この差は微妙で、男に言わせれば「結果としては同じじゃないか」というかもしれませんが、女性からすれば大きな違いなのです。
男は目的からして女性の肉体をいただくという征服欲望に駆られるわけですが、女性は征服される側として性を何段階にも分けて防御陣地を築くのです。 この防御姿勢は年齢と性格によって大きく変化しますが、少なくても攻撃的に男を従わせようという女性は絶対と言っていいほどいません。
これは、視覚的に自分の性欲を高めてくれる女性であれば誰でもいいと思う男と、この男ならベッドインしたあと、すぐ逃げていかないで私を大切にしてくれる、という直観力を働かせる女性との差であって、そこで女性はまず抱擁という、ベッドインの第一段階からスタートしたいと思うのです。 かつて女性は直観力に優れているといわていましたが、実は現在では、女性の直観力は下がる一方のようです。 なぜなら、昔の恋愛には一緒になれない場合に「情死」という危険が待ち受けていたため、それだけ鋭く直感を働かせようとしたからです。
しかし、現代では、不倫や情事に溺れても死までは考えないし、また昔のように悪い男に体を任せてしまったら、売られて客をとらされたりといった最悪のケースなどありません。それだけ男に対する直感が鈍っても問題は起こらないだけに、性的な面でもガードが甘くなってきたのです。
とくに若い女性ほど、性行為を自然のものとして恋愛初期から受け入れるようになってきたため、どの男がよくて、どの男が悪いかを見抜く目がなくなってしまいました。 そこで男と同じように、外見やルックスで判断する十代の女性が激増してきたのです。 しかし、それはきわめて危険で、若いうちから直観力を磨いておかないと、二十代後半になってからでは身につくものではありません。
男の直観力が鈍いと言われる理由は論理的な思考回路ができていてからで、一言で言えば理屈っぽいのです。 たとえば身近な例でいうと、ラーメンがうまいときでも、「このラーメンうまいね」というだけでなく、必ず「麺のゆで加減がいいな」と一言付け加えます。麺のゆで加減がいいからうまいのです。これは女性を見る場合でも、髪が長い→裸になったとき髪が肌にまとわりつく→セクシーだ、という思考回路をたどるのです。 だからこそ、男のほうが女性を見る目はたしかで、直感を失った女性は論理性に頼るわけではないだけに、男を見抜く目そのものが失われる危険性が大いにあるのです。 外見やルックスだけでなく、やはり男の中身をしっかりみなければ損です。
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