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ズルイ男になると、女性を口説いて口説き抜いてモノにしてしまうと、逃げ出してしまうことがあります。女性にしてみれば、火をつけられて燃え上がったところで逃げられてしまうだけに、追いかけざるを得なくなります。
「十万の恋」と言葉がありますが、この解釈の仕方が男と女性では反対になるところがおもしいのです。では、どう解釈するのでしょうか? 男は十万という数字から十万人の女性と恋、キス、ベッドインをしたいと思いますが、女性は一人の男と十万回、キスと肉体関係を持ちたいと思う、といわれています。ここが征服側と征服される側の違いですが、女性からすれば、男に真実味がないと受け取るのでしょう。
しかし、この性質を理解していないと、せっかくの恋を得ても男が逃げ出していくことになりかねません。 たとえば、男が性急に肉体関係を求めたとしましょう。 男から「愛しているよ」といわれれば、相手を憎からず思っている女性であるなら体を任せると思いますが、ここが間違いのもとであることに女性はまったく気づいていません。 自分が愛していれば、もちろん男も自分を愛してくれると信じているので、逃げるなどとは想像もできないのです。残念ながら、こんな単純な思考の持ち主では失恋回数が増えるだけではないでしょうか。
魚でも釣り上げるのがむずかしいほど釣り人の意欲を燃え立たせるように、女性も同じで、口説くのがむずかしい女性ほど、男たちは挑戦意欲をそそられることを知っておくことです。 簡単に釣り上げられた女性ほど捨てられる率が高いことを記憶に刻みましょう。 そのときあわてて追いかけても、男はさっさと遠ざかってしまうのです。この思い違いが女性を呆然とさせ、男性そのものに不信感を抱いてしまいますが、それではもったいないと思うのです。
男は基本的に何億個という精子を持っています。ということは同じ女性にその精子を注ぐことはむしろ不自然で、本能的に異なる女性を求めるのです。 ところが女性の体には、つねに1個の卵子しかありません。この1個の卵子で、もっとも愛する男性の子孫を残したいと思うのですから、何人もの男性を愛することは不可能です。 それだけに恋を何回もするわけにはいかず、ときには去っていく男を追いかけることにもなるのでしょうが、そんな恋は女性に損、不幸になるだけなのです。
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