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もし一日中、一言も言葉を発しなかったら、女はおかしくなる、といった哲学者もいるくらいで、夫婦仲が悪くなる前兆は、 「あなたって近ごろ、わたしの話を聞いてくれないのね」 こういう言葉が、妻の口から出たときだといわれています。 そこで女性と会話するときに、相手から必ず好感を持たれるのは、女のほうになるべく多く話させることです。 口説き上手な男は、全員聞き上手が特徴です。
男性が話すのを3割、女性にしゃべらせるのを7割し考えれば理想的でしょう。 ところが近ごろの男は、自分がしゃべるのに夢中で、他人の話をじっくり聞こうとしません。だから人の話を聞く余裕のある中年男性のほうが魅力的、という女性が増えてくるのです。
そう考えると、口数が少なくてもモテる男性には簡単になれます。 たとえば、会社で男性がいわれる言葉で、それを聞いた女性の胸がキュンとなってしまうものに、 「部長がほめていた」「決断力がある」「後輩を救った」「(上司からの)助かった」などがあります。 詳しい内容はわからなくても、これらの言葉の意味するところは、「男らしい活躍」にあることがわかります。 これは好意というよりも、「憧れ」といっていいかもしれません。こんな言葉をいわれているのを間接的に聞くだけで、彼女にとってあなたは、「まぶしい存在」となってしまうのです。 一言だけで女性の評判を集めてしまう方法もあります。 上級者はこんな高等テクニックを使うこともあります。 会社のなかで、おばさんが掃除していたりすると、 「大変ですね」 と一言、声をかけるのです。 これを周囲の女性が聞いていると、必ず好意を抱きます。これなら好かれるのは5分もいらないでしょう。
「なるほど」「わかった」「そうか」 これは男の3大「相づち」といわれるものですが、これでは女性も話しがいがないでしょう。 家庭でこんな話し方をしたら、奥さんが怒ってしまいます。男たちは論理的に話すのは得意ですが、だらだらした話に相づちを打つのは苦手です。 そこで適当な返事になってしまうのですが、女性のくだらない話でも、熱心に聞いてくれる男性に好意を寄せるのです。 相づちとは、話をうながす言葉です。「なるほど」とか「そうか」では、自分が納得しているだけで、相手の話を引き出す受け答えになっていません。
そこで、女性の話に対して、「それで?」「本当?」とか、「まさか!?」といった応答語を多用すると、話しが盛り上がるのです。 マンガや女性誌を見ると、「きゃあ!」だとか「ええっ!」といった言葉がいっぱい出ています。彼女たちにとって、それらの言葉は「感動語」なのです。
ということは、ただ相づちを打つだけでなく、表情や身ぶり手ぶりを含めて彼女の話に聞き入るほうが、はるかに喜ばれます。 流行に敏感な10代女性とお茶を飲みながら、30分間話をつづけられたら、どんな女性の心もつかめます。 相づちだけでなく、最近の話題や女性誌などの知識がなければ、とてもそんな長時間、一緒にいられるものではないからです。
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