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一見、それほどモテそうにない男が、職場では意外に人気が高いことがあります。 この男はたぶん、「女性感覚」の持ち主です。 たとえば、「一糸○○○ず」にひらがな3文字を入れよ、という問題があったとします。入れる文字は「みだれ」か「まとわ」のどちらかですが、大抵の男は「一糸まとわず」と入れてにんやりします。 しかし女性感覚の持ち主は、「一糸みだれず」と入れる率が高いのです。そこには整理、整頓好きの女性像が浮かび上がってくるでしょう。 女性感覚とは女性の気持ちになって、優しい言葉をかけることのできる感覚です。
もしかして、この男は、ときどき女性たちの整理の手伝いをしているのかもしれません。だから、喜ばれるのです。 女性感覚の持ち主は、言葉にも優しさがあります。 たとえば女性の机の上にメモを残すときでも、 「遅くなったら気をつけて帰ること」 などと、気配りを示します。 普通の男なら、こうは書かないものです。
秀吉は手紙名人といわれていますが、女性に対して「愛している」と書くべきところを、「抱きしめたい」「我慢できない」といった赤裸々な言葉を書きつらねています。 妻に対しても、「こんなうまいものをひとりで食べてはもったいないので、急いでおまえに送る」と土地の名産品を送り、妻の心をくすぐっています。 これは女性心理をよく知っている男にしか書けません。 職場の女性を味方につけたいのなら、「具合の悪い女性社員を見つけて、優しい言葉をかける」という方法がありますが、彼女たちの身になって考えてやればいいのです。 それが女性感覚です。
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