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たとえば、最初に「あなたに会えて、今日はとても幸福です」といった男がいたとします。たしかにいい印象をもつに違いありません。 しかし、もうひとりの男は「あなたに会えて、今日はとても幸福でした」といったとしたらどうでしょう。 彼女はどちらの男性を、より好意的に受け止めたでしょうか? これは疑いもなく、後者の男が優位に立ちます。 このように、「です」と「でした」の使い方で、女性与える印象は違ってきます。
なぜなら、最初の言葉は女はお世辞として聞きますが、あとのほうは確実に男の気持ちとしてとらえるからです。 彼女の手料理にしても同様です。 「わあ、おいしそうだな」 「わあ、おいしかった」 この言葉の意味が月とスッポンほど違うことは、おわかりでしょう。 さらに、あとに残る印象となると、これに輪をかけて変わるものです。
最初に見たときの印象は、誰の胸にも必ず残るものです。 もちろん、二度、三度会って印象は変わっていくものですが、どういうわけか第一印象がもっとも強く残ってしまいます。 「彼って、意外にいい人だったのね」 「そう、でもわたしは、そう思わない。最初に会ったときの目が気味悪かったのよ」 なぜこのような違いが出たのでしょう。分かるでしょうか。 実は前者は晴れた日の昼間、後者は雨の日の午後に会ったのです。 最初のデートの待ち合わせは、明るい色彩の喫茶店を選ぶのがコツですが、これも第一印象をよくするためにほかなりません。 極端にいえば、雨の日に会い、その日、女性が車に泥をはねかけられたとすると、その日に会った彼が洋服を汚したかのような印象をもたれてしまいます。 逆にタクシーをつかまえようとしたら、客がたくさんいた。そのとき、たまたま一台のタクシーが目の前に止まった。 それだけで、お互いが好意を抱くようになるのです。 だからこそ、たとえ5分でも、最初に好印象を残す会話、これはとても重要です。
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